スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

発見!解析!ロゼッタストーン!!

 当時、ナポレオンの支配するフランスはイギリスとの戦争に突入していました。
共和歴6年、花月30日(1798年、5月19日)に電撃的に始まった、ナポレオンのエジプト遠征も、ネルソン提督率いる英国艦隊にアブキール沖の海戦で敗れ、フランス軍は守勢に立たされていたのです。

 最後の巻き返しを図って、ロゼッタ(現地ではラシド)という街に布陣したフランス軍は、周囲の防衛線の構築の土木作業に明け暮れていました。
そんな砦の一つ、ジュリアン砦で事件は起こったのです。

発見の瞬間!
【発見者のコメント:「いやぁ~オラァ。おったまげっちまっただよぉ!」】

 フランス軍の士官ボウサー(Pierre Bouchard)は、部下の兵士から「奇妙なモノを発見した」との報告を受けました。
その黒い石は、金属の輪がはまっており角が破損していました。そして、表面にはびっしりと不思議な文字が刻まれていたのです。

 その報告は、すぐにナポレオンの元に届けられました。
彼はもともとエジプトの古代文明に強い関心を寄せており、この遠征にも総勢200人にも上る学術調査団を同行させていました。考古学・鉱物学・植物学・生物学・地理学などを横断する「エジプト学」の創始をめざしていたのです。

 この碑文は、後に戦利品の一つとして英国に運ばれ、現在でも大英博物館に展示されています。

発見された街の名を取り「ロゼッタ・ストーン」と呼ばれて。

本当は「玄武岩」じゃなくて「花崗岩」です
【縦114cm、横72cm、厚さ28cm重量762kg】


 この石碑は、よく見ると3種類の言語で書かれていることが分かります。

 一番上は、聖刻文字(ヒエログリフ)
これは古代エジプトにおいて、公文書などを石碑に刻む際に使用されていた文字です。「漢字」と考えるとイメージがわきやすいかも。

 2番目は、エジプト民衆語(デモティック)
ヒエログリフがより簡略化され、民衆が用いていた文字がこれに当たります。「漢字」から「ひらがな」になったようなものかな。

 そして最後に、共通ギリシャ語(コイネー)
アレクサンドロス大王の征服行により広まったギリシャ語は、オリエント社会でも共通語として用いられていたのです。今で言うところの「英語」のようなものでしょうか。
ギリシャ語が使われていた。


 話を、ロゼッタストーン発見の時まで進めましょう。
約2000年にわたる歳月は、古代エジプト語を歴史の彼方に追いやってしまいました。たとえば、ヒエログリフなどは単なる装飾だろうと思われていたのです。
だれも、この碑文を見ても訳すことは出来ませんでした。

 しかし、唯一読むことの出来る言語があります。それが、共通ギリシャ語!
同じ文章が刻まれているなら、ギリシャ語の文章を訳して、それを古代エジプト語と対比していけば、このロゼッタストーンだけでなく他の碑文も読めるはず。

 1814年、英国のトマス・ヤングはヒエログリフの解読を行っているときに一つの点に気づきます。
カルツゥーシュと呼ばれる長方形の輪郭が、ちょうど(_)で囲むように王様の名前を囲んでいるようだ、と。これは、大きな一歩となりました。

 ただ、分からないのは、これが「表音文字(ひらがなのように、発音を表している文字)」なのか「表意文字(漢字のように、意味を表す文字)」なのかということ。

 この問題に決着をつけたのは、ロゼッタ・ストーンが発見されたときには、わずか9歳だったジャン=フランソワ・シャンポリオンでしょう。

 彼はロゼッタ石の聖刻文字の数を足してみました。その合計は1,419。それに対して、ギリシア語の文には486語しかなかったのです。つまり、表意文字ではなかったのです。

 そのようにして精力的に解読を続けた彼でしたが、研究に身を費やしたためか、わずか41歳という若さでこの世を去ることになります。
人類は「エジオプト学の父」を失ったのです。

 しかし、彼の残した土台は無駄になりませんでした。
1837年に、ドイツ人のカール・リチャード・レプシウスにより、ロゼッタストーンは解読されることになったのです。
そして、このロゼッタストーンをテキストとして、他の碑文も解読することが可能になりました。

 では、最後に「ロゼッタ・ストーン」を訳してみましょう。

治世中の王の有益な行為のゆえに、
「エジプトの救い主」として彼に帰せられる名誉は増すであろう。

彼の彫像はエジプトのすべての神殿内に安置され、行列には金の像が用いられる。
彼の誕生と即位の記念日は、永久に祝われることになる。
すべての祭司には、次の称号が与えられる。
『地上に現われた慈悲深き神 プトレマイオス・エピハネスの祭司』

なお、この法令は石の書き板に「神の言葉の文字(聖刻文字)」によって刻まれ、
神殿内の彼の彫像の側に立てられるものとする。

-プトレマイオス5世 エピハネスの第9年(紀元前196年)-
スポンサーサイト

Comment

2006.01.12 Thu 14:37  |  

きょうリモーネは、花月へ周囲みたいな構築するつもりだった。
きょうは、構築したかも。
共和で現地っぽい構築ー!

  • #-
  • BlogPetのリモーネ
  • URL

2006.01.12 Thu 19:30  |  リモーネ。。。^^;

 なんか、せっかくのアカデミックな記事だったのに、リモーネの書き込みで、
「花月」→「吉本新喜劇」の連想で、いま、頭の中に、吉本のオープニングテーマが流れてますw

  • #-
  • アンナ
  • URL

2006.01.13 Fri 00:00  |  アンナさん>

ホント、がっくしだねぃw
いったい、何を構築するんだろう…謎は深まるばかり

  • #-
  • ルクレッツィア・ロッソ
  • URL
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

FC2カウンター

プロフィール

ルクレッツァ・ロッソ

Author:ルクレッツァ・ロッソ


  • 管理者ページ


  • 映像資料室(FLASH倉庫)

    ◆Lucrezia Rosso

    所属商会記録:オトナの商会@アムスてるダム(現)
    アストレア@ヴェネツィア
    猫教団@セビリア
    世界の船窓から@マルセイユ
    たまごのしろ@ナポリ
    いらん子@セビリア

    ◆オペル・ベクトラ

    得意スキルは誤字&誤爆
     (両方 完スト達成!)


    リンクはフリーでございます。こんなブログですが、お気に召していただければ、是非ともお願いいたします。
    また、コメントを残してくださると中の人共々喜びますし、こちらからもビシッとリンクさせていただきます♪

    お約束

    このホームページに掲載している『大航海時代 Online』の画像は、『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントをお持ちのユーザーのみに株式会社コーエーが使用許諾を行ったものです。

    (C)2005 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.

    最近の記事

    カテゴリー

    ブログリスト

    BLOG PEOPLE

    ブログ検索

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    全ての記事を表示する

    Copyright © ルクレッツァ・ロッソ
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。