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~新・大海戦記念~ イスパニアの栄光と凋落の歴史(2)

 リアル話で恐縮ですが、今年は雪が多いです。
雪の降らないところに、住みたいなぁ^^

さて、ではイスパニャンに捧げる第2回目スタートです♪
「スペイン=ハプスブルグの誕生
           -そして、太陽の沈まぬ帝国へ」


前回のコラムは こちらから


「戦争は、他の国に任せておくが良い。

幸いなるオーストリアよ、汝は結婚せよ」


 -マクシミリアン一世(MAXIMILIAN I)-


 フアナ女王亡き後、正式にスペイン国王の位についたのはその息子 カルロス1世(1500-1558:*1)でした。

 当時、敵対していたフランスを封じ込めるために、イスパニアは現在のオーストリアやドイツを支配していたハプスブルグ家と手を結ぶことにします。そのための政略結婚として、フアナ女王とフィリペ1世の縁組みが取り決められたことは前回のべた通りです。

 さて、その二人の子であるカルロス1世はその血筋に沿い、数々の継承権を持ってこの世に生まれることになります。

 ■母親(フアナ女王)を介して継承権を持っていたもの。
  カスティーリャおよびレオン王位

 ■母方の祖父(フェルナンド2世)を通して継承権を持っていたもの。
  アラゴン王位・バレンシア王位・ナポリ王位・シチリア王位・バルセロナ伯

 □父親(フェリペ1世)を介して継承権を持っていたもの。
  ブルゴーニュ公

 □父方の祖父(マクシミリアン1世)を通して継承権を持っていたもの。
  神聖ローマ皇帝・オーストリア大公・チロル伯・シュタイアーマルク、ケルンテンおよびクラーニスカ公

 彼は1500年2月14日に、父フェリペの故郷ネーデルラント、フランドルのガン(ゲント、現在はベルギー国内)で生まれました。
 しかし、母親のフアナは子育ては難しい、と判断されたために、父方の叔母のネーデルラント総督 マルガレーテ・フォン・エスターライヒに育てられます。
ゆえに、当時使っていた母語はスペイン語ではなく、フランス語。

 そうそう、マルチリンガルなカール5世の語った言葉にはこんなものがあります。
「余は神にはスペイン語で、ご婦人にはイタリア語で、男にはフランス語で、馬にはドイツ語で話しかける。」

彼は叔母の元で帝王学を学ぶわけですが、個人教師の中には後のローマ教皇 ハドリアヌス6世になるユトレヒトのアドリアン(*2)がいたりというそうそうたる顔ぶれでした。
まさに、王となるために生まれた人だったのです。

 その後、父親フェリペ(馬鹿夫)が若くして死ぬと、その後を継いで低地諸国(*3)の継承者となります。1516年には祖父フェルナンド2世が亡くなったため、母フアナと共同統治という形でカステーリャ王としてスペイン全土(アメリカ大陸の植民地も含む)を支配することになります。

 しかし、ここで足下を揺るがす事件が起こるのでした!
「カステーリャ戦争」の勃発です。
(続く)



***脚注***

*1:
 この時代の歴史が学生に嫌われる理由の一つは、複数の国の王位を継承しているときなどに、同じ人物の呼び名が国によって変わることだろう。
このカルロス1世も、後に神聖ローマ皇帝となったとき、そちらではカール5世と呼ばれることになる。
しかし、このコラムではイスパニアの歴史について述べているので、カルロス1世で通すからw

*2:ハドリアヌス6世(Hadrianus VI)
 芸術の花開いたルネサンス時代にあって、そういった物に関心を示さなかった希有な人。
また、教皇が自分自身の誤りを認めるというミラクルな事も行った。
なお、イタリア人じゃない人が教皇に選出されるのは、この人の後400年たったヨハネ・パウロ2世まで待つことになる。

*3:「ベネルクス3国」をまとめて言う。
 現在の、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを指す。
 「ベネルクス(Benelux)」の意味は、「Belgique/België」「Nederland」「Luxembourg/Luxemburg」のそれぞれの頭文字をとったもの。
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