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「日の目を見るか?雑貨取引」 本の歴史のお話(1)

『誰でもかまわない。
 アルドは、来意を手短に説明でき、なるべく速く退散してくれることを願う。
 ただし、疲れ切った巨人アトラスに手をさしのべた勇者ヘラクレスのように、われわれに救いの手を差し伸べる気持ちのある者は大歓迎する。
 ここには、そう思ってくれる者達のため、ありとあらゆる仕事がそろっている』
-アルド出版社 求人広告より

 大航海時代オンラインにおいて、いわゆる「捨てスキル」の代表格であるのが、「雑貨取引」デス。
 なにせ、雑貨に含まれるのが「洋書」だけという現状。
 社交スキルを後生大事に持ち続けて、今回やっと日の目を見たような復活劇がまた見られるのでしょうか?(たぶん無いと思います)

 さて、この洋書について今日はお話ししましょう。    

 1495~97年までの3年間に、ヨーロッパ全体で発刊された新刊は1821種。
 そのうち、ヴェネツィアで出版されたのは447種類。
 2位のパリが、その数181種という事実が示すように、ヴェネツィアは当時の出版大国でした。
 しかし、印刷機がグーテンベルグによって発明されたのはドイツ。
 なぜ、ヴェネツィアが出版大国となったのでしょうか。
 ね、不思議でしょ?
 今日は、そんなお話。

 中世の出版について考えるとき、忘れてならないのは「禁書」や「焚書」と言う言葉です。
 これは文字通り、出版が禁じられたり、読んではならないとされた本を燃やしてしまうことです。
 当時権勢を誇っていたのは、ローマ・カトリック教会でした。
 ところが時代は、宗教改革時代。
 マルティン・ルターに代表される、プロテスタント呼ばれる者達が声高々に教会批判をはじめるわけです。
 ローマ教会だって、法王がフェラガモの靴とか作らせていても馬鹿じゃない!
 「免罪符はただの金儲け」だとか「法王は贅沢三昧で堕落している!」なんて本を、そのままにして置くはずがありません。
 当然、教会批判の文書ですから、カトリックの権勢の強い国では出版することが出来ませんね。

 しかし、ヴェネツィアという国は元々、ローマ法王にして「私は全ヨーロッパの法王だが、ヴェネツィアでは違う」と嘆息せしめた国。
 いわゆる、言論の自由というものが存在した数少ない国でした。
 そういった理由から、他の国では発刊できない本もヴェネツィアにおいては印刷されることが可能だったのです。


 また、当時の書籍の多くは、古典ギリシャ文学やかつての哲学者達の著作の再版もありました。
 今と違って、本が貴重な時代ですから、原本&写本が存在する場所は限られており、また古語を読める人も貴重な存在です。そういった文化の中心地としても、ヴェネツィアは格好の拠点だったのです。
 そして、多くの本が出版されるということによって、さらに文化人が集まり…という相乗効果も伴っていたのです。
 原稿もあって、それを翻訳できる人もいる…そういった事情が、ヴェネツィアを文化都市にしていたのです。

 さて、もう一つの要因ははじめに述べた、アルド出版社の功績です。
 次回は、そのことについてお話ししましょう。

パスタレシピくれたけど…
↓そんなものは…
イランイラン
お粗末!
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