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ヴァイキング流 魚の取り方、或いは貪欲の所産

 ヴァイキングといえば、8~11世紀にかけて北海から西ヨーロッパ一帯に現れたスカンディナビア半島出身の人々である。さらには、アイスランドからグリーンランド、はてはアメリカまで到達していたというスゴイ海洋民族であったりもするわけだが。

当ブログのバイキング関連 過去記事

 http://popoloerrante.blog26.fc2.com/blog-entry-127.html
 http://popoloerrante.blog26.fc2.com/blog-entry-116.html
 http://popoloerrante.blog26.fc2.com/blog-entry-118.html
 http://popoloerrante.blog26.fc2.com/blog-entry-119.html
 http://popoloerrante.blog26.fc2.com/blog-entry-89.html



 そうは言っても、やっぱり日本人の感覚からすると、「ヴァイキング=海賊」っていうイメージの方が強かったりしますよね。実際、デンマーク出身のヴァイキングたち(デーン人)の度重なる侵攻に手を焼いた西フランク王国・シャルル3世は、911年 ヴァイキングたちの長であったロロに「ノルマンディ地方をあげるから、これでご勘弁いただきたい」と言い出す始末(サン・クレール・シュール・エプト条約)。なお、これによって誕生したノルマンディ公国は、イングランド征服(The Norman Conquest)を成し遂げ、現在のイギリス王室の始祖にあたるノルマン朝を開くことになる。

 ところで、今日の記事のテーマはというと、ヴァイキングのそういった「本業(?)」のほうじゃなくて、当時の彼らが使っていた漁業用の仕掛けが見つかったというおはなし。それもグーグルアースで…

ニュースソース http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1162395/Google-Earth-reveals-fish-trap-rocks-1-000-years-ago-British-coast.html
 ウェールズって国は、イングランド、スコットランドと共にグレートブリテン連合王国の一翼を担っている(なにしろ歴代の皇太子は、「プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズ大公)」の称号を賜る)にもかかわらず、失礼ながらいまいち目立たないというか影が薄いというか…

 どんくらい影が薄いかっていうと…
 たとえば、グレートブリテン連合王国の国旗であるユニオン・フラッグには、イングランドとスコットランドの国旗を掛け合わせて作ったのに、なぜかウェールズは仲間に入れてもらえなかったり…(※1)。
 ほかにも、歌手のシャーロット・チャーチがまだ清純派だった頃に、アメリカのホワイトハウスにお呼ばれした際に、当時のブッシュ大統領(プレッツェルを咽に詰まらせて死にかけた方)に、「ねぇねぇ。ウェールズってイングランドのどこら辺にある州なの?」って言われてしまったり…(※2)。
まぁ、そんな国なわけです。

 さて、本題。
 このウェールズの真ん中あたりにカーディガン(Cardigan)という街がある。で、この街を通ってアイリッシュ海に流れ込んでいる、テイフィ(Teifi)川という川があるのだが、その河口が今日の話の舞台である。

 Pembrokeshire大学のZiggy Otto博士の研究チームによると、今回 深さ12フィートの地点にV字型に作られた全長280ヤード以上の石垣のようなものが発見されたそうだ。調査の結果、この石垣が作られたのは今から1000年ほど前。つまり、ノルマン人によるイングランド征服(The Norman Conquest)の時であることが分かったのである。

 さて、この石垣の使い方だが、実はこれ 人工的に潮だまり(専門的に言うと タイドプール)を作り出すことが目的だったのである。今でこそ、砂の堆積によってこのワナは機能していないが、本来は潮の満ち引きを利用して、魚をガッパガッパっと捕獲することが可能だったと考えられる。

 ニュースソースの記事にも地図が出ているんだが、ちょっとこの地図だとおかしいように思う。地図では、カーディガンからもう少し南よりのニューポートの街の近くと表示されているんだが、実際にはカーディガンの街の方が近い。グーグルアースでは、座標的に(N 52,06,34-W 4,42,30)で拡大すると、V字型の遺構が見える。


 まぁ、そんなおはなしです。


※1:
 正確に言うと、イングランドとスコットランドとアイルランドの旗の合作。
 まぁ、メインが「赤いドラゴン」っていう、ちょっと他の国の旗からは浮いているマスコットのせいで組み合わせにくいっていうのも正直なところではある。数年前に、「やっぱウェールズの旗も混ぜて新しい旗作ろうぜ」って話になってアイデアを募ったんだが、日本にある某匿名掲示板で作られた「ドラゴンの上に、ユニオンフラッグをもったアニメのキャラが乗っかっている」っていうのがイギリスの新聞(デイリー・テレグラフ)に取り上げられちゃったり…(ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1062202.html)。そういえば、その後国旗の改革案の話を聞かないんだが、どうなったんだろう。まぁ、「200年使ってきたし、いまさら変えなくてもいいか」「どうせ、そのうちEU旗になるんだろ」とかってことでなあなあになったんですかねぇ。

 ちなみに、日本では「ユニオン・ジャック」と良く言われますが、"JACK"は船旗のことなので「ユニオン・フラッグ」のほうが正式名称となります。

※2:
 それに彼女答えて曰く。
「大統領閣下。 ウェールズは、グレートブリテンを構成するれっきとした独立国の一つです」。
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Comment

2009.04.14 Tue 08:11  |  

おー これは面白いねー
google mapって一般人が衛星写真すぐに手に入れられるわけだし、実はものすごい文明の進化だよね

それはそうとブッシュJrのひどさってそれだけで一本の映画になったらしいね。けっこう映画通受けしてるみたいw

2009.04.18 Sat 09:21  |  Re: タイトルなし

エジプト考古学などでは地質調査衛星を使って、発掘の場所を探したりっていうのがすでに行われているようですね。
考古学の世界も数学の世界と同じように、そのうちコンピューターを駆使しての力業が主流になるのかもしれませんね

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