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「紙」の文化史 (4)

 なつかしいバナーを見つけたので、↑に貼ってみました。

最近作ってもらった物
080714.jpeg
優良商会用・特製ラフカラードレス

セシャトのブーツ
セシャトのブーツ

地理ブーストなんだが、需要がないのか錬金術がネックなのかあまり見ない気がするんです…
これで、エル・パソ自力でいけるぜ!

セシャトはんってのは、エジプトの測量担当女神様(図面屋)の事らしい
でも、見かけは北欧のファーブーツ…まぁ、KOEIらしいっちゃぁKOEIらしい一品である。
こういうのを無頓着に出すのがKOEIクオリティなので、あんまし気にするな


 昨日、一生懸命書いた記事が消えてしまってクリティカルダメージを受けたが、いつまでも嘆いていても仕方ないので、頑張って書き直しましたです!

【209 世界史・文化史 】

「紙」の文化史

- 「紙」誕生以前の筆記方法 -


 どこにでも材料があふれていた粘土板と違って、パピルス紙の方は産地が非常に限られていた。
もちろん、『パピルス紙』の原料となるのは、パピルス(Cyperus papyrus)である。
昔の本だと、このパピルスのことを「葦 (あし)」と和訳している本があるのだが、葦はイネ科の植物であり、カヤツリグサ科のパピルスとは全くの別物だったりする。どちらも川の下流の流れの淀んだ所や湿地などで育つために誤訳されたと思うんだが、イネ科の植物は茎断面に角が2カ所しかなく中身も空洞なのに対して、カヤツリグサ科の植物は角が3つあり中身も詰まっているという違いがある。この茎の部分こそが、パピルス紙の材料なのだ。

 少し脇道に逸れるが、このパピルスの茎の髄の部分をギリシャ語では「ビブロス」というが、この語は後代には転じて「書物」そのものを指すようになる。さらに、ビブロスの変化複数形は「ビブリア」であり、これは現代の「バイブル (聖書)」を表す単語の元になった言葉なのだ。



 では、実際に古代においてどのようにパピルス紙が作られたのかをみていくことにしよう。

 書写用パピルスを作るのに使われたのは、水に浸かっている茎の髄(ずい)の部分である。この部分はパピルスの中でも太く、それでいて白いため紙を作るにはうってつけの部分だったのだ。

 まず、40~50cm程度の長さにカットされたパピルスの茎は、外側の外皮部分を剥いたのち短冊状にスライスして薄い帯にする。次に、まだ水気が残っているうちに、この帯を平たい石や木の板の上に縦に並べていく。この際のポイントは、帯同士が若干重なるように並べることだ。こうすることで、パピルス同士が良くくっついて一枚のシートになるのである。並べ終わったパピルスに薄く糊を塗り、今度は横向きに同じく帯を並べていく。それが終わると、木槌やローラーで圧着すればほぼ完成だ。あとは、天日で乾かしたのちに表面に磨きをかけ、端を切り落としたりして体裁を整える。

 ちなみにパピルス紙は、1枚ずつ使用されることもあったし、20葉(よう)くらい横にくっつけて、長さが4,5mほどの巻物にした物に加工して使われることもあったらしい。後ほど取り上げたいと思うが、現代の『本 (冊子本)』の形が一般化したのは、西暦も1世紀が過ぎてからのことである。


 さて、このパピルスペーパーなのだが、「にじみやすい」・「書きにくい」・「保存性が悪い」という書記泣かせの書写材料だったらしい。

にじみやすい:書き物をする際には、当然ながら「紙」だけではなく「インク」も必要だ。古代においてインクとして用いられていたのは、植物を燃やしたススを膠(にかわ)などの樹脂で押し固めて固形にしたものである。書道で使う「墨」のような物だと思っていただければ分かり易いと思う。で、これを必要に応じてナイフでこそぎ落とし、インク壺で水に溶かして使用した。
で、パピルスというのは非常に水を吸いやすい性質を持っている。だから、インクを説くときに水分が多すぎるとあっという間ににじんでしまう。もちろん、書き終わった後に水がかかってもインクは消えてしまい、文字が判別不可能になるということもよくあったらしい。

書きにくい:パピルスは植物の茎をつかっているのだが、非常に繊維が多く目が粗いため、ペン先が引っかかりやすかった。特に、パピルス紙を作るときに帯を貼り付けるつなぎ目の部分で引っかかり、破けてしまうということが結構あったようだ。なににせよ、あまり「速記」には向かなそうである。

保存性が悪い:前に取り上げた粘土板は、戦火などに遭っても逆に焼き固められたという話をしたと思う。ところが、パピルスペーパーの場合は、火事になれば燃え尽きてしまうのは当然だが、湿度にも乾燥にも弱いという致命的な欠陥があったのだ。湿気があると劣化が進み、乾燥するともろくぼろぼろになってしまう。さらには、植物繊維は虫たちの好物であることもあって、虫害も避けられないという問題もあったのだ。

 さて、次回は「世界最高の図書館」とも言われるアレクサンドリア図書館の話をすることにしよう。
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