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『ラパ・ニュイ島に行ってみよう!』 (8)

 いくつかイベント情報を紹介。

9/23(日)と24(月・休日)
~ゼフィロスサーバ(Z鯖)・マルセイユ~


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マルセイユ祭・実行委員会

10月6・7日
~再び伝説がノトスサーバ・ロンドンから始まる!~

アムリガが良かった!!!


後援:ミドルトン家
詳細はリガ誘致実行委員会にて

 続きは、イースター島の歴史なり。
1600~1722年

 増えすぎた人口と、限られた食料事情。
外洋に乗り出すことが出来なくなったイースター島では、食料生産を島内の農業に依存することになる。ところが、ここに第二の罠が潜んでいたのだった。

 実は、農業の世界では常識の話だが、同じ畑で同じ作物ばかりを育てることは、やってはならない基本中の基本なのである。

 まず、第一に、同じ作物ばかりを育てていると、土壌の特定の養分のみが消費されてしまい、土壌の劣化が進み易くなったり、収穫量が激減するという問題がある。
 作物は土の中の、リン、チッソ、カリウム、その他諸々の元素を消費して、大きくなっていく。ところが、同じ作物ばかり植え付けていると、同じ元素ばかりが消費されるので、地力、つまりは土地の持つ生産力自体が低下してしまうことになるのだ。なお、中世のヨーロッパにおいて、これを防ぐために編み出された農法が、世界史の事業でお馴染みの『三圃式農業(さんぽしき-のうぎょう)』である。

 第二に、病気の危険性という問題がある。
 土の中には、土壌微生物とよばれるいろいろなバクテリアたちが、うようよひしめいており、彼らがうまくバランスを保って生きていることによって、植物はうまく育つことが出来ている。ところがだ、そのバクテリアたちの中にも、ある特定の植物が好きという好みがある。同じ作物ばかり植えていると、そうしたバクテリアのみが異常発生してしまい、微生物のバランスが崩れ、病気が発生してしまう危険があるのだ。これを、『土壌病害』という。

 また、一定の作物ばかりを植えていると、いったん病気が発生すると、畑の作物が全滅してしまうということにもなりかねない。これで、大打撃を受けたのが、1840年代のアイルランドだった。のちに"Great Famine(大飢饉)"と呼ばれることになる事件である。

 1840年代のアイルランドは、ヨーロッパの中でも人口密度が非常に高い国だった。なにしろ、あの小さな国土に800万人が暮らしていたらしい。その大勢の人々の胃袋を満たしていたのが、何を隠そう、ジャガイモだったのである。
 アイルランドでは、このとき大半の農家が「ランパー種」というジャガイモを栽培していた。このジャガイモはやせた土地でも、大量の収穫が見込める作物であり、アイルランドではうってつけだったのである。で、1845年 アイルランドの農家では、いつものように「ランパー種」の植え付けを行ったのだ。ところが、ここで悲劇が襲う。なんと、ランパー種のジャガイモに疫病が大量発生、病気は畑を飛び越えて国中に感染。アイルランドの、ランパー種ジャガイモは全滅してしまったのだ。

 悲劇はここで終わらなかった。
手持ちの食料を食いつないで、この年を乗り越えたアイルランドの農民たちは愕然とする。今年の植え付けをしようにも、畑にはランパー種ジャガイモの殺し屋病原菌がウヨウヨ。しかし、手元にある作物といえば、ランパー種ジャガイモのみ。そして、予想通り この年植え付けたジャガイモは再び全滅したのである。

 1845年から4年に渡った、ジャガイモ疫病の大発生による飢饉の被害は、ある研究によると餓死者100万人、そしてアメリカなどに逃れた移住者が150万人以上と考えられている。アイルランドの人口は、大激減してしまったのだ。今でも、アイルランドの田舎に行くと、このときの大飢饉でうち捨てられた家の廃墟が残っているのを目にすることが出来るという。

 はなしを、再びイースター島に戻すことにしよう。
イースター島では、主食のヤムイモ、タロイモの連作・増産が続いた。結果、土壌は疲弊する。疲弊した土壌からとれる作物の量では、大きく増えた人口を養うことは不可能。その結果起きたのは、内紛だった。

 耳の長いのと短いのと二つのグループに分かれて、もうグダグダ。他の部族の襲来を恐れた人々は岩場だの、洞窟だので暮らすようになる。また、勇者の証しに、近くの岩島に泳いで渡って鳥の卵とってこいだの、優勝者は人肉食えちゃうだの、まさにカオス!

 そんなこんなで、人口はあっちいう間に2000人まで減っちまいましたとさ。
1722年


 オランダのヤーコプ・ロッヘフェーン提督が襲来。

 名言「うわ! この島なんもねぇ!!」という言葉を残して、早々に立ち去る。
1774年


 イギリスの軍人にして冒険家提督 ジェームズ・クックが、2回目の冒険航海の途上に、イースター島に立ち寄る。

 クック提督の手記によれば、この頃のイースター島でのブームは、「モアイ倒し競争」だったらしい。相手方の部族の象徴のモアイを倒すと勝ちだったそうな。

 余談だが、クック提督はこんな言葉を残している。
「これまでの誰よりも遠くへ、それどころか、人間が行ける果てまで私は行きたい」
そんなクック提督の行き着いた先は、ハワイの人たちの胃袋の中だったらしいぞ・・・。

 ハワイ最後の女王だったリリウオカラニ陛下。
ヴィクトリア女王の在位50年のお祝いに、イギリスにお呼ばれしたときに、「いやぁ、私の身体の中にはあなた方白人の血も含まれてるんですよ」と冗談をのたまうたらしい。もちろんこれは、「うちのご先祖様が、あんたたちのご先祖様喰っちゃった」っていうブラックジョークだったらしいが。いやぁ、ヴィッキーもびっくりだ!
1800~1864年


 「モアイ倒し競争」がさらに加熱。面白くなってきたのか、倒すだけでなくモアイの頭を切り取っちゃったりする豪の者も登場したりしてきた。とりあえず、1840年には島のモアイを全部倒してみたらしい。

 この頃になると、ヨーロッパからいろんな人が来るようになり、交流が生まれる。
で、交流の途上、持ち込まれた病気の蔓延などもあり、抵抗力のない島の人々はバッタバッタと倒れる。さらには、イースター島の人を奴隷として拉致する奴隷商人も現れたため、島の人口がさらに激減する。
1872年


 島の住民は、111人になっちまいましたとさ。
1888年

 チリの領土になる。
 混血が進んだため、ラパ・ニュイ本来の文化はそのほとんどが忘れ去られてしまったようだ。現在では、全島がチリ政府によって国立公園に指定され、1995年には世界遺産の認定も受けることになる。
 実は、今回の記事を書くに当たって、ちょいと昔のディスカバー誌(英語版)なんぞを参考にしてみたんだけど、その記事の中の一文にちょっと面白い言葉があったので、拙い訳だが、最後に紹介してみたいと思う。

「(イースター島の)森林が消滅していく何十年という過程において、誰かが警告を発したに違いない。
 だとしても、そのような声は、既に利益を得ていた権力者たちによって潰されてしまったのだろう。芸術家、役人、村の長老たちによって…」

≪おしまい≫
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Comment

2007.09.25 Tue 21:36  |  

まさに最後の部分こそが歴史から学ぶべきものなんでしょうね。
そして歴史は繰り返す…
不都合な真実ラパニュイ風味といったところ?

どうでもいいけど、アル・ゴアってアンゴルモアっぽいと思いました。

  • #YlatNgdA
  • アウストラ
  • URL
  • Edit

2007.09.27 Thu 14:58  |  

アウストラさん>
でも、人間は一度便利なものを覚えたら、それをやめることは出来ない生き物なのです。人間が便利な生活を送ろうと努力することこそが、地球の環境を苦しめることになる。。。何とも厄介な生き物ですね。
だからこそ、難しい問題なのです。

個人的にきついいい方をすると、現在流行のクールビズや「省エネ生活」というのは、たんに消費者に責任を押しつけてるもの、または自己満足と化しているような気がいたします。クーラー切っても、電気付け放題、TVパソコン入れっぱなしでは意味がないのですから・・・

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