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水夫を確保!! 「強制徴募」のおはなし (前編)

大海戦お疲れ様でした!!

戦闘頑張った人、料理頑張った人、事前の準備から頑張った人、司令部で頑張った人などなど…みんなお疲れ様です!
イング連盟、勝利!!
しかし、海戦終了後に大規模な投資戦が行われて、チュニスはまたもやイスパの旗下に…。潤ったのは、造船界と一部高官だけでした。
たぶん、今回の大海戦の黒幕はこいつだったに違いありません!!
村井さん…すっごく、悪そうだw
生協、じゃなくてチュニスの村井さん】


そんな話はさておきまして。
今回の大海戦では、イングランド(連合)がイスパニアに辛くも勝利を収めたわけでありますが、史実でも、イスパニアのアルマダを打ち破ったイングランドは「北の方のちっちぇえ貧乏国」から脱却し、一流の海運国へと成長を遂げていくことになります。
(アルマダの海戦については、 めけさんの所を参照のこと)

さて、そうなりますと船が必要になります。
そして、船は乗り手 特に腕利きの水夫が必要になるのです。
とくに、イングランドは人口もあまり多くないわけですから困ってしまいましたとさ。
じゃあ、どうやって確保したらいいんだろうね?

今日は、その「水夫募集」のお話…
この世界において、(人道主義的な見地でなくても)もっとも貴重であり有限な資源は「人間」です。
特に、経験が腕の差に現れる熟練工や、飛行機のパイロットなどは一朝一夕に増やせる物ではありません。
不謹慎な言い方をしますと、戦争というのは味方をどれだけ効率よく死なせられるかということです。それを考えますと、特攻なんぞさせて、その貴重なパイロットを無駄遣いなんぞするというのは愚の骨頂。まぁ、消耗品との区別もつかない人は作戦を立てる側に行かない方が、本人も含めたみんなのためになるでしょうね。
話がずれてしまいましたがw
まぁ、そんな感じでイングランドが海運国になっていく過程でどうしても、人的資源(特に船乗り)の枯渇という問題が生じるのは当然のことでした。その積もり積もったひずみが、17世紀後半から18世紀にかけてイングランドの海運業界を襲うことになります。

特に、これが問題になったのは王室海軍でした。
大きく分けて二つの理由があります。

 まずはじめに、給料が安かったこと
 そもそも、軍隊とくに海軍という物は金のかかる物です。
  船も買わないといけませんし、大砲もいる。
  火薬も用意しないといけないし、食料その他の必需品もかかる…
 ということで、船員の給料というのは優先度の低い場所に設定されていました。
 どのくらい低かったかといいいますと。
 なんと!
 船員の給与が「1653年に制定された額で、200年近く据え置きだった。」という驚愕の事実がw
 その点、民間の商船は儲けから人件費を出せます。つまり条件を挙げていくことが出来るわけですから、自然と民間に流れるのは仕方のないことでしょう。
 それに、威張るだけの上官や、暴力(たいていの場合は、懲罰という名目で)を振るう艦長などもいるわけです。もちろん、逆らえば反乱罪で縛り首。
 ましてや、給料が滞ることもあるとなればあなたならどちらを選びますか?

第二に軍隊であるということ。
 今更ですが、軍隊というのは「戦争」をする集団です。
 つまり、相手を殺すだけでなく、自分も殺される危険があるということですね。言い換えると、軍隊の船員は減少していくのが当然なわけです。ここに、戦争がおきますとその減少率はさらに大きくなります。
 さらに、戦死・負傷除隊だけではなく、病死・逃亡も数に入れると大変なことになります。
 例えば、七年戦争(※1)においては、13万4千人の船員が逃亡ないし病死(うち逃亡が4万)というほどでした。
このようなわけで、水夫は必要でも志願兵だけでは足りないという事態になってしまったわけです。
そのため海軍本部はいろいろと人員確保に苦慮することになります。
例えば、犯罪者が海軍にはいることで刑を免れることにしたり、逆に刑罰として海軍の艦船での勤労を義務づけたりしました。
また、当時は借金が払えなくなった人は「債務囚」として収監されていましたが、それらの人を水夫に徴用することもします。

しかし、それにも限界がありました。
そこで生み出されたのが、国家による誘拐「強制徴募(Impress)」だったのです。
サケ飲んでる場合じゃないって!!


※1 七年戦争(Seven Years' War):
 1756~1763に、ヨーロッパで主にプロイセンとオーストリアが中心となって進められた戦争。
 イギリスはプロイセン側につき、オーストリア側のフランスを相手に、北米で「フレンチ・インディアン戦争」、インドで「第2次カルナータカ戦争」を展開する。
 序盤は圧倒的に不利だったのに、なぜか勝ってしまい、パリ条約で北米・インドでの覇権が認められることになる。
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Comment

2005.11.21 Mon 14:59  |  

高官と、大規模を募集したかったの♪


  • #-
  • BlogPetのリモーネ
  • URL

2005.11.22 Tue 20:43  |  

 そういえば、「シンドバッドの冒険」という古い映画を見た事あるのですが、そこでも船に乗る時に、囚人が、断頭台かその船に乗るかと選ばされるシーンがありました。
 案の定、怪物が襲ってくると、その船員達は逃げるんですけどw

  • #-
  • アンナ・スコット
  • URL

2005.11.23 Wed 16:02  |  >アンナさん

強制徴募は、オーブリーとかよんでると出てくるよねー
こういう船員の不足から便宜置籍船や便宜船員ってのが始まったそうな。

ていうか、そりゃぁそういう方達に忠誠心とか期待しちゃ駄目ですってばw

  • #-
  • ルクレッツア・ロッソ
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