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領土争奪作戦!? (4)

こんなんきましたけど??

メールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


あれ?
モシカシテ 騙サレテマスカ??

「某氏」に怒られないか心配デス・・・

 さて、南海の無人島 クリッパートン島を巡る争いもヒートアップ中。はたして、栄冠は誰の手に!

 いよいよ、解決編です。

あなたが私にくれたもの~♪
キリンが
逆立ちしたピアス~♪


 「クリッパートン島も、スペインから受け継いだ領土なんじゃ?」
ここで、唐突に登場したのがメキシコだった。
そう言われてみると、距離的にもメキシコのほうが近いしなぁ。

クリッパートン島 (1)



 そんなこんなで、"新たな領土"に気がついたメキシコはこの島に軍艦を派遣し、メキシコの国旗をこの地に建てて、クリッパートン島の領有権を主張することになる。

 とはいえ、ここで引き下がるわけにいかないのがフランスだ。
「別にいいじゃないかよ、こんな小さな島のひとつやふたつ…」と思っちゃうけど、そこは領土問題。かかっているのは、国家の威信。国家としてのプライドにかけても、引き下がるわけにはいかないのです!

 それでも両国が、クリッパートン島をめぐって戦争になることはなかった。ていうか、そんな島にかまってる場合じゃなかったというほうが正確だろう。

 メキシコはポルフィリオ・ディアスによる独裁政権下にあり、この後メキシコ内戦の泥沼に突き進んでいく最中。

 一方のフランスはといえば、近年なにかとちょっかいをかけてくるお隣の大国ドイツも警戒せにゃならんし、東アジア方面では植民地拡大路線真っ最中ということもあり、中南米に手を出している余力はなかったのである。なによりも、いま手を出して泥沼化すれば、フランス干渉戦争 -フランスのナポレオン3世が、メキシコの支配権を狙って武力介入を画策。また、その失敗後にオーストリア皇帝の弟をメキシコの皇帝に据えて内政干渉を謀った一連の戦争- の二の舞、つまりアメリカがしゃしゃり出てくるのは目に見えていたのだから。


 ともかくも両国の間で、にらみ合いが10年ほど続いたのだ。
でも、このままじゃいつまでたっても埒があかない。そこで、フランス、メキシコは第三者に調停をしてもらうことにする。それが、1909年のことだった。後に、この問題は常設国際仲裁裁判所で審議されることになる。
 ここでちょっと寄り道して、『仲裁裁判所』ということについて簡単におさらいしてみよう。

 1899年、オランダのハーグにおいて『万国平和会議』という国際会議が開かれた。『万国』とは言っても、参加したのは欧米を中心とするわずか26カ国。世界の半分はいまだ植民地だ、という時代なのだから仕方のないことだが。

 で、この会議において採択されたのが、戦争のためのルール、『ハーグ陸戦協定(のちに、ハーグ陸戦法規に改定)』だったのだ。戦争をする、つまり人を殺すための活動に法律もへったくれもあったもんじゃないと思うんだが、ようはトムとジェリーじゃないけども「仲良く喧嘩しな」ってことなわけ。

 そして、もうひとつ『国際紛争平和的処理条約』という協定も採択された。
これは、簡単に言うと「戦争になる前に、まずは話し合いで解決するよう努力しようよ。あんたたち、大人なんでしょ?」というわけ。そして、話し合いの場として『常設国際仲裁裁判所』という機関を設けることになるのだった。この『常設仲裁裁判所』、裁判所とはいってもどこかの街に建物があるわけではなく、名簿に登録された国際法の専門家たちの中から『仲裁裁判官』が選出されて、彼らが提訴された国家間の紛争問題について検討し解決のための提案をしてくれるというものだった。

 この「できるだけ戦争をおこなわないで、まずは話し合いで解決しましょう」という考えは、後に国際連盟、そして現在の国際連合へと引き継がれていくことになる歴史の転換点といってもいい新しい考え方だったのだ。

 まぁ、結局は第一次世界大戦、第二次世界大戦の発生を食い止められなかったんだけどね!
 さて、フランスとメキシコの両国政府からの申し出により、クリッパートン島の領有問題について審議することになった仲裁裁判所では、この問題をいくつかのポイントに絞った。


 1.発見者であるスペインに、クリッパートン島の領有権はあったのか?

 2.フランスが1858年に行った、領有宣言は有効か?


 まず、1つめのポイントに関してだが、結論から言うと「スペインは"発見"はしたんだけれど、"領有"はしていない」ということになった。
 なぜかというと、スペインがクリッパートン島を発見した後に、この島を自国の領土にいれるための行動をなんら起こしたという証拠が見当たらなかったため。 じゃぁ、認められるためにどんなことをすればよかったのだろう。たとえば、軍艦の定期的なパトロールコースに含める、灯台を作る、だれかをこの島の領主に任じるなど、とにかく「クリッパートン島はスペインの領土です」ということを行動で示していればOKだったのだ。でも、スペイン自身、この島の存在を忘れていたようなものだったのだから仕方ないよね。よって、スペインはクリッパートン島を領有する意思を持ち合わせていなかった、と判断されてしまったわけだ。つまり、「(スペインからの)領土継承国であるメキシコも、クリッパートン島の領有の権利はない」と判断されたのである。


 では2番目、フランスの領有宣言は有効だったのか。

 スペインが領有の意思を示さなかったクリッパートン島は、"発見"はされたものの再び「無主の地」に戻った。だから、"再発見"したフランスが領有権を主張するのは問題ではない。
 ここで問題になるのは、フランスが国旗の掲揚や記念碑の設置など、いわゆる『主権の表示』を行っていなかったことが、領有の意思を持っていなかったのではないか、という疑問点だ。しかし、フランスはこの島を測量・調査したのちに、ハワイ王国を通じて領有の宣言をしている。また、その後も実効的支配を行っており、領有の意思をきちんと示しているという判断がなされたのだ。こうして、フランスによるクリッパートン島の支配が認められることになった。

 じつは、この判決が出たのは1931年。問題が仲裁裁判で討議されることになって、22年もたっているのだ。第一次世界大戦もとっくに終わり、さらには大恐慌も経験した。ちなみに、かつては重要な戦略物資であったグアノも、窒素化合物やリンの科学的な製法が編み出されたゆえに、一時期のブームはもうすでに過去のものとなっていたのである。

 こうして長い年月をかけてフランスのものとなった、クリッパートン島だったが、その後も特に有効利用されることもなく、裁判劇の舞台としてのみ歴史に名を残している。おしまい。
 ここでクリッパートン島についてのはなしは終わりだ。

 では、もしも交易や交通の要所に、新たに島が誕生したとしたらどんなことが起こるのだろう。次回は、フェルディナンデア島を巡る喜劇(まさに喜劇!)を皆様にご紹介することにしよう。

《続く》

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Comment

2007.08.06 Mon 22:22  |  

ちょwww
来たことない来たことない!!!www

先日復帰したので近日また永久保守に走ろうかと思います。
ぺこぺこ

  • #-
  • ののん
  • URL

2007.08.07 Tue 07:13  |  お返事>

なんでメールが来たのかまったく不明なわけであります。ましてや、教祖事件以来、メールが信用できませんw

ちなみに、ちょっと前にポルトベロにいったらやっこさん、「のーむってヤツが・・・」だかなんだか話しかけてきたのですが、丁度靴ヒモ結んでいる最中だったのできちんと聞いていませんでした!!

また、姉御に関する惚気話が聞けるよう楽しみにしていますw

  • #-
  • Lucrezia Rosso(管理人)
  • URL

2007.08.07 Tue 09:30  |  

>ちょっと前にポルトベロにいったらやっこさん、「のーむってヤツが・・・」だかなんだか話しかけてきたのですが

え、まだ落とせてんの?w
それはすごい

  • #-
  • ののん
  • URL
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