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闘牛へようこそ (5)

こんなこといいな

できたらいいな

あんなゆめ こんなゆめ

いっぱいあるけど~




今日こそ、ジョアンイベント発表して欲しい・・・

(ヨーロッパから動けないじゃないか!)

 さて、闘牛についての5回目の講義だよ。前回の内容を忘れた人は、きちんと復習しておいておくれでないかい。

第一回
第二回 
第三回
第四回

 セビリアがある地方を『アンダルシア地方』というわけだけども、この名前はアラビア語の「アル‐アンダルス」に由来しているわけだ。もともとは、「ヴァンダル人の国」という意味なんだけどね。(幻想水滸伝に出てくるシンダル族って、ヴァンダル人が元ネタのような気がする。確証はないけどねw)

 さて、ちょっと不思議に思わないかい?
なんでヨーロッパの地方なのに、アラビア語の名前がついてるんだろう、って。

 実はさ。西暦711年からスペインは、北アフリカに住んでたベルベル人と、アラビア地方からやって来たイスラム勢力(ウマイヤ朝の残党)の連合軍によって征服されていたんだ。彼らは、ムーア人(ラテン語のマウルス[アフリカ北西部の民の意味])』と呼ばれ、13世紀『レコンキスタ(失地回復運動)』が完了するまで、イベリアの地を支配したのです。

 『後ウマイヤ王朝』を新たに建てた彼らは、カリフと呼ばれる王をたてて、首都コルドバに栄華の時代を築くことになる。どのくらい栄えたかというと、10世紀のコルドバの人口は、軽く50万人を超えていた。
ていうか、この当時のヨーロッパで50万人を超えていた都市は、コンスタンティノポリスと、このコルドバしかなかったんだよ。

 850本の円柱が林立するメスキータ。
20070612205320.jpeg

20070612205328.jpeg


 完成までに25年の歳月と1万人の工匠、そしてコルドバに貿易により流入した莫大な富をつぎ込んだ宮殿、アル‐ザフラ(メディナ・アサーラ)。
アル‐ザフラの廃墟


 市内には無料の公立学校が50近く設けられており、ほとんどの市民はすくなくとも読み書きくらいは出来たといわれている。それに、40万冊の蔵書を誇る中央図書館。

 こういった経緯からも、コルドバは(異教徒の国でありながら)ヨーロッパ貴族の子弟たちの留学先として、人気を博したというのもわからない話じゃないよね。

 とはいえ、コルドバの栄華も長続きはしなかったんだ。11世紀の頭に、名宰相といわれたアル・マンスール・ビッ・ラーヒが死去すると、その後継者の地位を巡っての権力争いや、カリフの地位を巡っての宮廷闘争が起こり、ウマイヤ朝はがたがたになってしまったんだね。各地で豪族たちが、「タイファ」と呼ばれる23の小国に分裂・独立していくことになる。さらに、失地回復に燃えるイベリア半島北のキリスト教国が勢力を拡大し、相争っていたタイファは各個撃破されてゆき、ついに1492年のグラナダ陥落をもって、700年にわたったムーア人の支配は終わりを迎えたんだ。
ところが、国の支配者としてのムーア人たちがいなくなっても、700年にわたる彼らの支配は、その地の習慣や風俗に大きな影響を残したんだ。だからスペインには、彼らのいた痕跡が強く残っているわけなんだよね。

 たとえば、スペイン語の8%の語源は、ムーア人の使っていたアラビア語に由来すると考えられているらしい。いくつか、そういった例を挙げてみよう。
『雑誌』を意味する、マガジン。
『砂糖』をあらわす、シュガー。
『代数学』は、アリブジラ(もともとは、インド数学という意味)。
ゼロ、アルカリ、アルコール、ソファー、マットレス、レモンやオレンジなどなど。
面白いことに、スペイン人がよく使う慣用句があるんだけど、この言葉の元々の形は"ワッサ・アラー"、つまり『アッラーのご意志のままに』という意味だったりするんだよね。キリスト教徒なのにアラーって…。まぁ、だからこそスペイン出身のアレクサンデル6世(ロドリーゴ・ボルジア)が教皇になったとき、「これだからスペイン野郎は…」なんて陰口もたたかれるわけだな。

 ほかにも、スペインの音楽や芸術の分野にもムーア人の影響は色濃く残っている。南スペインの教会や街が、どことなく異国情緒が漂っているのはそのためだろう。

 そうそう、忘れちゃいけないものとして、ムーア人が伝えた農業面の技術も忘れちゃいけない。
その一つが、農業灌漑(かんがい)の技術なんだ。灌漑っていうのは、水が少ない土地で農業が出来るように水路を造り、人工的に水を引いてやる技術のことなんだけども、実はスペインでは未だにムーア人が造った用水路が使われているんだ。(これは21世紀になってからも、使われている。)
これゆえに、お世辞にも良地とはいえないイスパニアの土地でも、稲やレモン、オレンジにバナナまで育てることが出来たと言うんだから驚きだ。

 もう一つ、彼らの技術によって生まれたのが、アンダルシアンという馬なんだ。馬好きの方はよくご存じだと思うんだけど、またの名を『スパニッシュ・ホース』というこの馬は、おとなしくて従順、それでいて脚質も良い、まさに人間が乗馬するために造られたということが出来るだろう。

 この、『記録に残る、世界最古の改良種 アンダルシアン』の産地はその名の通り、スペインはアンダルシ地方。軍馬としても優れたこの馬の産地を有していたが故に、スペインは後に強大な陸軍国となったという説もあるぐらいなんだ。

 実は、スペインの闘牛では、『ピカドール(Picador) 』とよばれる馬に乗った闘牛士が大きな役割を果たすんだ。彼らは槍を巧みに使って、牛を弱らせる。で、このとき重要なのが、牛の肩に槍を突き刺さなければならないということ。こうすることによって、肩の腱と筋肉が傷つけられた牛は、マタドールと勝負をする際に適度に弱り、その上 「若干頭を下げてつっこむ」という、闘牛でお馴染みの格好をとらざるを得なくなるんだよ。

 ピカドールが乗る馬は、乗り手に従順で物怖じしない性格じゃないとつとまらない。なにしろ牛が脇腹に突進してくるんだから。まさに、アンダルシアンという品種の馬がいなければ、この競技が成り立つことは難しかったんじゃないかな。

 そういったことからも、スペインの闘牛にはムーア人の大きな影響があるという事が出来るでしょう。
 さて、ヨーロッパでの闘牛、とくに闘牛士対牛の試合で有名な国といえば、実は二つある。一つはいわずもがな、先ほどから出てくるスペイン(イスパニア)だ。もう一つというのは、そのとなりの国 ポルトガル。
 実は、この2つの国の闘牛には大きな違いがあるんだけども、そのことについてはまた次回お話ししましょう。

続く
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Comment

2007.06.13 Wed 23:48  |  

イベント発表ありましたねぇ^^
しかし、開催決定て…日程決定のほうが韻を踏んでていい希ガス…
開催は決めてあったんですよね?とw

大海戦もあるし、ヨーロッパ帰らなきゃー^^

  • #-
  • アウの人
  • URL

2007.06.18 Mon 21:36  |  お返事>

また小出しイベントですよ奥さん。
え?
プレステ子の遺品探し??

大型アップデートで忙しいんだたら、場つなぎアップはいらんてば。


でも、2のメンバーが出るって某ぺぺさんが言ってたから、もうちょっとコーエーを信じてみようと思うんだ…(死亡フラグ)

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