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ちょっと気になる作品 -2-

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【塔の並ぶ大地 (パガン遺跡・ペグー)】


 人の一生に終わりが訪れるように、国にもやがて終わりが訪れるものです。

 帝祖アウグストゥスより500年、ローマを首都とし世界の半分を支配してきた大帝国ローマも、いま最期の時を迎えようとしていました。

 すでに領土の東側半分は、コンスタンティノープルを首都とする東ローマ帝国として分かたれており、かつては蛮族の侵攻を一歩たりとも許すことのなかった、『リメス (領土を分断する道、という意味。国境、もしくは国境線に沿って伸びる防御要塞のこと)』も各所で寸断、度重なる蛮族の侵攻により、市民たちも、そして国そのものも疲れ切っていたのです。

 かつては屈強を誇ったローマ軍団(レギオン)の行軍も途絶えて久しく、領土の防衛は蛮族や属州から傭兵を雇って、彼らに丸投げする始末。

 ローマ帝国皇帝はといえば、毎年のように首がすげ変わり、ローマ市民から「今の皇帝の、顔と名前すら覚えていない」と揶揄される…そんな時代。

 ついに、蛮族の傭兵隊長 オドケアルに、雇用者であるはずのローマ皇帝が退位させられてしまう。西ローマ帝国の命運、これにて尽きる。

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 西暦476年。ロムルス・アウグストゥスなる13歳の少年が西ローマ帝国皇帝に擁立されたが、反乱により帝位を奪われる。
ロムルスと彼を皇帝として遇する7人の男女の兵士たちは、ロムルスの首を狙う反乱軍の追っ手を逃れ、幽閉先のカプリ島を脱し、厳寒のアルプス、急流のライン川と、逃避行を続ける…


 原題は、"L'ULTIMA LEGIONE" 訳すと、「最後の軍団」かな。
こちらも映画化されるそうです。

 続きは、簡単な感想とか。
 西と、東の2つに(両国とも、自称は「ローマ帝国」だけども)分割されてしまったローマ帝国。

 西ローマ帝国は、西暦5世紀には歴史の舞台から早々に姿を消してしまいますが、もう一方の東ローマ帝国はなんだかんだいいながらも生き延びます。1453年5月29日、オスマン・トルコによって首都 コンスタンティノープルが陥落させられるまで生き延びたわけですから、1000年は長続き出来たわけですね。余談ですが、この東ローマ帝国から、大きな交易特権を認められ、後には東地中海全域を支配することになる都市が、ヴェネツィア共和国であります。

 さて、ローマ軍の基本単位は『コントゥベルニウム』と呼ばれる10人ほどの歩兵小隊でした。彼らは、寝起きも食事も共にします。文字通り「同じ釜の飯を食う」ということが出来たでしょう。なにしろ、ローマ軍の食事は自炊制でしたから。
それら『コントゥベルニウム』を、10個束ねたのが『ケントゥリア(百人隊)』と呼ばれ、『ケントゥリウス(百人隊長)』の指揮を受けます。
さらに60の『ケントゥリア』が集まったものに、属州から志願した『アウクシリア(補助兵)』、『エクイティス(騎兵)』、『トリブヌス・ミリトゥム(高級幕僚)』を加えたものを、『レギオン(軍団)』と呼び『レガトゥス・レギオニス(軍団長)』の指揮の下、ローマの敵を打ち破るために帝国全土へ派遣されたのでした。
この小説の主人公の一人 アウレリウスが所属する、『新・無敵軍団(略称は "LEG NOVA INV")』も、そんなレギオンの一つ。個人的には、「カエサルの魔剣」というタイトルより、「最後の軍団」というほうがしっくり来るような気がします。まぁ、日本で出版するなら、「カエサルの~」のほうが知名度はあるから仕方ないのか。 ><

 さて、先ほどから出てくる「カエサルの魔剣」ですが、正式名称(?)は「カエサルのカリビ人の剣」。ラテン語で書くとこうなります。

"CAI.IUL.CAES.ENSIS CALIBURNUS"

(以下反転)


ゴシゴシ
    ゴシゴシ


"CAI.IUL.CAES.ENSIS CALIBURNUS"

(゜o゜)エッ?

エクスカリバー



ナンデヤネン!

動いたのじゃ!!

まぁ、プロローグで「ドルイド僧・マーディン・エムリース」なるもんが出てきた時点で、そんな予感はしたんだが…w

 それにしても、「アーサー王伝説(夜でもアーサー)」にもってくるとは。これはあれだね、日本の「源義経=チンギス・ハーン伝説」みたいなもんかw

 感想はというと、歴史的考証はともかくとして、面白かった!!
もうね、ローマって国はなくなっていて、みんなは生きるために「ローマ人である」というプライドとか構ってるゆとりがなくなってしまっている中で、必死に「ローマ人として」生きようとする人々。
特に、主人公の一人 アウレリウス。もっとも、ローマ軍団兵らしいのに、いや あるがゆえに自分の存在意義を見いだせない男。仲間も死んでしまい、何を目標に生きるべきか。そこに現れる少年皇帝。

 まぁ、続きは実際によんでみてくださいなw

 まぁ、個人的には「干潟に浮かぶ小さな島にある町」が出てきた時点で、なにもかも許す気になったのは内緒ですw

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