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ちょっと気になる作品 -1- (前編)

 最近、ちょっと気になった作品を紹介したいと思います。第一弾はこれだ!


 ・『300』 (映画)


<300[スリーハンドレッド]>

『300』 (300) は2007年のアメリカ映画。フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベルを元にペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品。
この映画に対しイラン政府がイラン人の先祖であるペルシャ人を激しく冒涜しているとして批難している。

~WIKIより転載~

だろうな!w


 予告編や、プロモ映像を見た限りでの雑感。

えっと…あの頭に網タイツみたいのつけてる素っ裸の人ってダレ???

まさか、クセルクセスじゃないよね!!!!

あと、なんで最近のアメリカ映画って「自由!自由!」とうるさいのか小一時間。

 結論としては、エンターティーメンととして見る分には面白いのかもしれないが、「史実」として見ると歴史フェチ的には物足りなさそう。まぁ、仕方ないのかな。

 ちなみにDOLの中でも、『テルモピュレーの戦い』というのは出てきます。というか、冒険修行を東地中海でやってた方には、かなりお馴染みかもしれませんね。

 ということで、続きには
映画的ネタバレあり!!


 この当時のギリシャは、ご存じのように都市国家(ポリス)が入り乱れていた時代です。ほら、学生時代に世界史でやりましたよね。有名なポリスの中には、アテナイ(現在のアテネ)やテーバイ、またこの映画の主役(?)たるスパルタなどの国家がありました。

「100人のギリシャ人がいれば、100通りの考え方がある」と評されたくらい『我の強い人々』、それがギリシャ人。そんなわけで、連合国家など夢のまた夢、お互いに覇権を争って戦争したり、足の引っ張り合いを長年にわたってしていたわけです。

 ところが、遙か東の地から大きな脅威がやってきたのです。そう、ペルシャ戦争の勃発です。

ペルシャ帝国というのは、現在のイランのあたりを支配していた大帝国です。特に、『大キュロス』とも呼ばれるキュロス2世によって建てられたアケメネス朝は、強大なライバルだった新バビロニア帝国も打ち破ります。経済改革にも成功したペルシャ国内では、未曾有の好景気が起こります。そして、その富を背景に、ペルシャは強大な陸軍を編成し、周辺諸国へと拡大していった帝国は、エジプトからインドまでという、世界の半分を支配している国でした。



 もともとギリシャの都市国家と、ペルシャ大帝国では国力も人口も太刀打ちできるものではありません。その上、イオニア地方で起こったペルシャへの反乱運動に、都市国家アテナイが関与していたという事実も発覚し、ペルシャ帝国のダレイオス1世は遠征軍を派遣。ギリシャの都市国家に、ペルシャの傘下に下るよう要求します。

ダレイオス1世

 
破竹の勢いで、ギリシャ地方を蹂躙していくペルシャ軍。その上、アテナイとアイギナはお互いに相争い、強国スパルタは自国内で内紛。ギリシャ・都市国家の命運は、風前の灯火でした。


 ところが、西暦前490年 アテナイの北東にあるマラトンで形勢が逆転するのです。

 歴史家ヘロドトス先生によると、この戦いに参加した兵力は、ギリシャ側(アテナイ、プラタイア連合軍)の兵力1万、ペルシャ側2万6000。なんと、兵力で劣勢であったギリシャ連合軍が、大勝利をおさめてしまうのでした。

余談ですが、このときアテナイに勝利の報を伝えて死んでしまった兵士を称えて、マラソン競技が始まったと言われていますが、これはどうも眉唾のようです。
(戦争物を書くときは、ちょっと悲劇っぽいエピソードの一つも入れれば人気が出るのさ。ほら、某都知事が制作総指揮した映画とかな!)

なにはともあれ、ダレイオス1世はそれ以上の侵攻をあきらめ、失意のうちに本国に帰還します。こうしてギリシャは、ひとまず虎口を脱したのであります。



「勝った! 勝った!」
「なんだ。ペルシャなんて大国っていったってたいしたことないじゃん」と喜ぶギリシャ人たち。

で、勝った彼らが次におこなったのはと言えば、おきまりの…
「なんだ、おまえのところペルシアに協力しやがって!」
「うちはペルシア戦に、これだけがんばったんだから分け前よこせ!」
「馬鹿野郎!ふざけんな!」
はいはい、いつものように仲間割れであります。

 その上、ペルシア軍再来の脅威を説いても、
「ペルシア軍が、また攻めて来る?
 はっ。攻めて来たって、また返り討ちにしてやんよ!」
なんとなく勝ってしまったことが、ギリシア人に根拠のない自信を与えてしまったのです。
ほら、日本も数十年前まで「日本は神国だから、神風が吹く!」なんて言い張っていたじゃないか!(吹カネェヨ

 とはいえ、忘れちゃならねぇ。
この第一次ギリシャ侵攻は、ギリシャ側にとっては総力戦でしたが、ペルシャ側にとっては単なる辺境の小競り合い程度。例えて言うなら、素人がむやみやたらに振り回した拳が、たまたまチャンピオンの顎を捕らえてアッパーカットに。たまらずチャンピオン、体勢を立て直すのに一時下がった、という程度のものということを。

 そう、奴らは再びやってきたのです。


あれ? 長くなったので、後半に続く!

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Comment

2007.05.24 Thu 12:25  |  

なんでも映画の中ではクセルクセスは両性具有の人になってしまっているようで。これがイランから抗議を受けた原因らしいですね。

あと、自由自由うるさいのは仕様です。プロパガンダ打たないと、アメリカの印象悪くなる一方なんでw

  • #-
  • シシリア
  • URL

2007.05.24 Thu 22:20  |  

この映画俺も気になる!
観に行くつもりなので
事前解説よろ^-^

  • #-
  • 退役軍人エステバン
  • URL

2007.05.25 Fri 11:11  |  

シシリア姐さん>
そ、そりゃぁ怒るよねぇ…
日本で言えば、「聖徳太子が、両性具有者なのだっ!」って言うような感じか。。。

そういえば前に中国で、「日本のTVの西遊記。三蔵法師が女性とはなにごとぞ!」と問題になったとか。

こりゃ、難しい問題だねぇ。

エステさん>
映画見に行ったら、レポートよろ♪
でないと、単位をあげません。

そうだなぁ、レポート用紙30枚以上でいいからねw

  • #-
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