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『チューリップ・バブル』とは

ライブイベント チューリップバブル

公式サイト

 コーエー先生は、なかなかマニア心をくすぐるイベントを用意してくださいますねw

 今度のライブイベントは、それまでの『ロードス島沖海戦』、『レパントの海戦』とは異なり、海戦がメインではありません。

 テーマはズバリ、バブル景気www

 比較的、年齢層の高いDOLプレイヤーの中には、1980年代後半から90年代にかけておきた、いわゆる『バブル景気』を経験された方もおられるかもしれませんね。
そのときの主役は、『土地』でした。地価の高騰、特に都心部のそれは非常に著しく、「東京の土地の値段で、アメリカが買える」なんて誇張もきかれたほどです。

 ところが、今から300年ほど昔、ネーデルランドでも未曾有の投機熱が発生したのです。

 それが、今回の『チューリップ・バブル』。
 そう、このバブルの投機対象は、チューリップでした。

 後世の歴史家は、この時代のことを、トゥルペンウェーデと呼びました。
 そう…≪チューリップ狂時代≫と。



 
むかしむかし あるところに 1人の美しい お姫様がおりました。

ある日のこと、彼女の美しさを聞いた3人の騎士がやってきます。
彼らは、お姫様にこういいました。
「ぜひとも、わたしと結婚してください」

1人の騎士は、自分の家に代々伝わる『王冠』を、彼女に差し出します。
別の1人はといえば、騎士の魂である『剣』をあなたに捧げましょう、と言いました。
最後の1人は、袋いっぱいの『黄金』を差し出します。

いったい、誰の求婚を受けたらいいのでしょう。
お姫様は、とっても悩みました。
1人の求婚を受け入れると言うことは、
他の2人の思いを踏みにじること。どうしたらいいのでしょう。

悩みに悩み抜いたお姫様は、最後の選択肢をとることにします。
花の女神フローラに、祈りを捧げたのです。
どうか わたしを一輪の花に変えてください、と。

こうして、3人の騎士からのプレゼントを身につけたお姫様は、
一輪の花になってしまいました。

王冠のような花。剣のような葉。そして、黄金のような球根。

そうそう、彼女の名前を言い忘れておりましたね
彼女の名は、チューリップ姫と申します。

(オランダに伝わるむかしばなし)


 ヨーロッパ人が初めてチューリップを目にしたのがいつなのか、はっきりしたことはわかりません。しかし、1533年のフランス人旅行者が、「イスタンブールで、大きなタマネギのついたユリの花を見た」と書き残していることからすると、この頃だったのでしょう。トルコの人々は、この花のことを『ドゥルベンド』と呼んでいました。これは、ターバンの意味。

 ヨーロッパに、チューリップを持ち込んだのは誰でしょうか。
1555年のこと、オーストリア・ハプスブルグ帝国 トルコ駐在大使だったオーキール・ギラン・デ・ブスベックが、チューリップの球根を本国に持ち帰りました。時の皇帝 フェルディナント1世に献上されたこのチューリップは、帝室の庭園で育てられることになります。そして、この庭園の責任者であったのが、宮廷侍医でもあったシャルル・ド・レクルーズでした。学者としての名前、ラテン語読みではカロルス・クルシウス。つまりは、このおっさんです。
20070423084217.jpg

 後に彼は、オランダのライデン大学に招聘されます。その際、球根をいくらか携えていったため、オランダにチューリップが上陸したのでした。
 オランダでは、この遠い異国からやってきた花が大ブームに。特に、「異国の王様(スルタン)の愛した花」というキャッチフレーズも、人気の一つの理由となったことでしょう。

 さて、経済学の基本ですが、モノの値段とは何によって決まるのでしょうか。それは、需要と供給によって決まります。ダイヤモンドや金が高価で取引されるのは、人気があり、同時に生産量も限られているためです。いくらダイヤモンドが綺麗だからといって、海辺の砂粒のようにゴロゴロあったのでは、高値で取引されることもないわけです。

 チューリップが、オランダで大ブームになると、球根の取引価格はウナギ登りに上昇しました。どれほど値段が上がったというかということについて、こんな記録が残っています。球根1個が花嫁持参金、球根3個で豪華な運河沿いの家が買えるほどでした。人によっては、今の日本円にすると、月収500万円を超えるほどだったのです。

「必ず、儲かる!」

「(チューリップは)絶対、値下がりしない!」


あたかも、日本のバブル時代の土地のようなことが言われたチューリップ。多くの人が、自分の家や財産を抵当に入れて、球根を買いあさったのです。球根は地面に植えらられることなく、人々の手の間を右へ左へと行き来しました。

 ところが1637年、このチューリプ・バブルは突如として終わりを迎えます。あまりに値段が高騰した球根を、誰も買おうとしなくなったこと、また供給過多になったことから値崩れ・買い手がつかない事態が発生したことが原因だったと言われています。こうして、チューリップの相場は大暴落。転売の儲けを当て込んで借金をしていた人々も、その多くが破産することになったのでした。
 とはいえ、チューリップ自体の人気がなくなることはありませんでした。

 18世紀には、故郷たるトルコのスルタンが、逆にオランダから球根を輸入したこともあって、"オランダのチューリップ"というブランドが、世界で認知されることになっていきます。

 さらに後世のことですが、このチューリップはオランダの人々の命を救うことにもなりました。
1944年から45年にかけての第二次世界大戦末期、ナチ・ドイツ占領下のオランダは食糧の輸入が途絶え、大規模な飢餓が発生します。後に『飢餓の冬』と呼ばれた、この期間の餓死者数は1万人を超えたと言われています。(ローマの休日でおなじみの、オードリー・ヘップバーンも、この飢餓の時代を生き残った一人でした。)
このとき、多くのオランダ人を飢餓から救ったのが、チューリップの球根だったそうです。もっとも、味のほうはあまり良くなく、若干の毒があるため軽い中毒症状が出る人もいたようですが。

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Comment

2007.04.23 Mon 13:34  |  

まさか大航海時代やっててチューリップバブルの話を読むことになるとは思いませんでしたw
私は経済学部に在籍する関連からこのチューリップの逸話に触れたことがあり、この本を読んだときチューリップの球根っでバブルってすげぇーーー!!とか思った覚えがありますw

たしか、球根関連のバブルはチューリップの球根だけではなく、この事件の何十年後かにヒヤシンスか何かの球根も暴騰したんだとか。

  • #1Nt04ABk
  • ぱいなっぷる
  • URL
  • Edit

2007.04.24 Tue 16:57  |  

わーい
ぼくは、ぼくは・・・
もうけれる?!だろうか。。

  • #-
  • Tidus
  • URL

2007.04.25 Wed 18:18  |  

ぱいなっぷるさん>
わたしは「南洋バブル事件」について調べたときに、初めて知りましたよ。いやぁ、全く同じく「何でチューリップが!!」と思いましたw

余談ですが、「珍しい花」ということで有名なのは、青いバラですよね。本来は遺伝学的にあり得ない花ですが、昨今は遺伝子操作によっていろいろな花を作ることが可能になっているようです。遺伝子操作とは違いますが、色水を吸い上げさせることによって、花びらそれぞれに色をつけた七色のバラまであるそうですよ。
やはり、生産本家はオランダ。オランダ人はすごいですねw

Tidusさん>
コーエーの考える「大もうけ」ってなんだろうねぇw
いよいよ今日からスタートなので、楽しみにしましょう。お金とかじゃなくても、おもしろければそれで良し。

ふと思ったんだけど、原産地のイランに行け、とか言われそうな気がちょっとしましたw
(そういえば、先のヒヤシンスも原産地はイランだそうで。ちなみにスリランカ(セイロン)はペルシャ語で、「ヒヤシンスの島」という意味だそうな)

  • #-
  • Lucrezia Rosso()
  • URL

2007.04.26 Thu 19:04  |  

「必ず、儲かる!」
「絶対、値下がりしない!」

こんな素晴らしいフレーズ満載の勧誘電話って何とかならんもんかねw ^^;

  • #3un.pJ2M
  • uni
  • URL
  • Edit

2007.04.28 Sat 20:39  |  

uniさん>
ここは、コペルニクス的発想の転回でいこう!

(その話で)大儲けしてしまえば、もう二度と勧誘の電話はかかってこないに違いない!

え?だめ?

  • #aeXHjovo
  • Lucrezia Rosso(管理人)
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