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ガリレオ・ガリレイという男の生き様(7)

2周年記念マルセイユ公演(能登鯖)

4鯖公演、無事終了いたしました。
DOL3年目も、皆様とともに歩んでいけますように・・・


マルセイユバザーの皆様、大変ご迷惑をおかけいたしました。
次回のマルセイユバザーは、4/1(エイプリールフール)とのことw

 ガリレオシリーズ、かなり期間があいてしまいました、えへへ(←ジゼル風味)

本文は、前回の続きとなっています。
ガリレオ・ガリレイという男の生き様(6)
Chapter1:生まれてから、栄光の時代まで

― ガリレオ、発見する(3) ―


 さて、結果はといえば「重い玉も軽い玉も、地上に落ちるのは一緒」ということになります。物理学風に言えば、『一定の重力が働く状況下において、初速度0で等加速度直線運動を開始した物体の加速度は、物体の質量に依存しない』・・・ああ、言ってるだけで頭が痛くなっちゃうねw
(実際には、空気抵抗があるので、大気圏内ではそのとおりにはならない)

 もっとも、ガリレオによる『ピサの塔から、鉄の玉2個を落とすという実験』は、実際にはおこなわれていないんじゃないかという話もあったりします。というのも、ガリレオの考え方の一つの特徴は、『思考実験』という方法でした。つまり、頭の中でいろいろイメージして、実験結果を想像するという方法、だったのです。現代において、科学として認められるには、次の3つの過程を踏まなければなりません。
1.仮説
   ある事象を説明するために、新たな方程式や考え方を説として纏めること。
2.検証
   実際に実験や観察を行い、仮説と一致することを確かめること。
3.追実験(再検証)
   誰が同じ実験を行っても、検証により得られるデーターと同じものが得られることを確かめること。もし、同じ結果が確認されれば、仮説は定説と認められる。
   もっとも、もし同じ結果が出なければ、それははじめの実験が間違っていたか、捏造されていると疑わなければならない。
 ガリレオの『思考実験』は、この1と2の間を行ったりきたりしていたわけです。その理由の一つとして考えられるのは、ガリレオの時代には今ほど科学機器が発達していたわけではないこともあげられるでしょう。この実験を行うには、正確な時計などの計測機器やビデオカメラのような観測機器が必要です。もちろん、ガリレオの時代にはあるわけもないわけで。他の学者たちが、過去の文献を調べることによって研究を進めていた時代にあって、できるだけ観察・実験によってデーターを集めようとしていたガリレオでしたから、ちいとばかし無念だったのではないかと思います。

 ところが、これが当時は絶対的と信じられていた、アリストテレスの説と真っ向からぶつかることになります。これは、後ほど詳しく説明しましょう。今は、これが当時の常識と違う、ってことだけ覚えておいてください。

 ガリレオの発見はまだ続きます。次は天文学の世界へ!

 さて、おまけコーナーでは、この実験の舞台とされた『ピサの斜塔』についてお話しましょう。
Torre de pisa

 高さ54mと6cm、重さ1万4500㌧。207本の円柱を配した、7階建ての塔。これが、かの有名な『ピサの斜塔(Torre di Pisa)』であります。

 この塔、もともとお隣にあります、ピサ大聖堂の鐘楼(しょうろう:鐘を鳴らすところ)として建設が開始されました。ですから、この塔には全部で7つの鐘が設置されています。7つの鐘を全部あわせると、その重量はなんと9500kgにもなるそうな。(もっとも、「鐘を鳴らすと、その振動と動きで何が起こるかわからない」という理由から、この鐘の使用は禁止されておりますw)
 さて、上のSSでは"SINCE 1173"と入れたわけですが、これは着工の年であります。ボナンノ・ピサーノ(ピサの町のボナンノさん)を設計者として、1173年8月9日に始まった建設工事は、それから200年近くかかった1370年に、トンマノ・ディ・アンドレア・ピサーノ(ピサの町の以下略)の手によってやっと完成します。

 じゃ、この塔の最大の特徴、「いつから傾いたのか?」。
記録によると、実は造っている途中から傾き始めたようです。1298年の記録に、「なんか塔傾いてきたー」という記述が残っております。
傾いた理由としては、いろいろな説があります。
ピサに伝わってる伝説の中には、「風で傾いた(どんだけ手抜きなんだよw)」「背の高い塔に嫉妬した人が、塔を倒そうとした」なんてのもあります。
もっとも、18世紀までは「目の錯覚だ!!」と言い張っていたようですがw

実際のところは、どうなのでしょう。
最初から格好つけるのに斜めに建てたという意見もあるようですが、一番有力なのは土壌の問題説。地下水の浸食によって、底の一部の粘土質が緩んでしまいこんなんなっちゃった、と。

 それから700年近く近隣の人々の「いつか倒れるんじゃねえか・・・」という期待(?)を一心に背負ってきた斜塔君ですが、少なくとも100回以上の地震にも耐えて頑張ってまいりました。第二次世界大戦のときは、付近で爆弾が爆発、円柱が数本吹っ飛ばされましたが、塔自身は耐え忍んできたわけです。

 もちろん、人々も手をこまねいていたわけではありませんでした。
1933~35年には、361本のコンクリート薬液を地盤に注入、地盤を硬くして傾きを止めようという一大プロジェクトが発動されました。ところがこれが大失敗!!
かえって、土壌が撹拌されてしまい、傾きがググッと進んでしまったのですwww
地下水のくみ上げ禁止、逆に注入などの計画が練られましたが、倒壊の危機(専門家の意見では、「100年以内に逝くね、絶対」とのこと)をはらんだままピサの斜塔は頑張っていたのです。

 ところが、そうこうしているうちに1989年3月に大事件が発生しました。『パヴィーア事件』です。
 北イタリアの都市パヴィーア。この街には、築900年の石造りの塔がありました。ところがこれが突如として倒壊、死者4人を出す惨事となったのです。
 これを受けてイタリア政府は、国内の歴史的建造物の調査を開始。その結果、少なくとも115の建造物が構造上重大な欠陥があり、倒壊の恐れアリとされました。この中にはローマのコロッセオも含まれています。そして、ピサの斜塔にいたっては、その倒壊危機がかなり進んでおり、「100年どころか、いつ逝ってもおかしくない」とのお達しが。

 1990年から、観光客の立ち入りを禁止した上で、ピサの斜塔を救う世界的プロジェクトが組まれました。それから10年、2001年にピサの斜塔はその雄姿を再び現したのです。
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Comment

2007.03.08 Thu 06:45  |  おまけコーナー、面白いw

100年以内に逝くね、絶対
100年どころか、いつ逝ってもおかしくない

・・・ピサの斜塔は、何処かの国の年金制度にも似ている。そんな気がする。

  • #3un.pJ2M
  • uni
  • URL
  • Edit

2007.03.08 Thu 08:41  |  uniさん>

今気づいたんだけど、どうみてもおまけのほうが長いしw

ピサの斜塔にまつわるエトセトラは、「こんなはずじゃ・・・」の連発だったりします。で、どのくらい傾いていたのかというと、87年の段階で、鉛直方向から(まっすぐの状態から)既に5m、年に1~2ミリ傾斜していたそうです。今回行われた工事も、傾きをとめるための工事であって、あくまで倒壊しないとはいいきれないのですなぁ。

 ちょっと他にも調べてみたのですが、ピサの斜塔の"ライバル"(?)もいるそうですw
インド・デリーの郊外にある、800年ほど前に立てられたクトゥブ・ミナールの遺跡の塔は、1980年代の時点で94cmほど傾いているそうな。その後どうなったのか気になるところですw

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