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【季節物】バレンタイン・キッス♪(中編)

 「なんで、50まで頑張らないんだ?」と突っ込まれつつ、海事修行は47にてストップであります!!
S0217.jpeg

 みなさんは、『パンフルート』という楽器をご存知でしょうか?
(パンフルートがわからない方は、ググってください)

 で、同じ質問を、某チャットルームでしたら帰ってきた反応。

room2:■■■■>こう 仏蘭西パンに穴を開けて ( ´ー`)フゥー...っと吹くと音が出るイメージ
room2:イナ■トモ>ちくわを笛にするとか
      ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙t,
     彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
     イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r''ソ~ヾ:;;;;;;゙i,
     t;;;;;;;リ~`゙ヾ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    i,;;;;;;!
     ゙i,;;;;t    ヾ-‐''"~´_,,.ィ"゙  ヾ;;f^!   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ト.;;;;;》  =ニー-彡ニ''"~´,,...,,.  レ')l. < おまえら何を言っているんだ
     t゙ヾ;l   __,, .. ,,_   ,.テ:ro=r''"゙ !.f'l.   \____________
      ヽ.ヽ ー=rtσフ= ;  ('"^'=''′  リノ  
    ,,.. -‐ゝ.>、 `゙゙゙゙´ ,'  ヽ   . : :! /
 ~´ : : : : : `ヽ:.    ,rf :. . :.: j 、 . : : ト、.、
 : : : : : : : : : : ヽ、  /. .゙ー:、_,.r'゙: :ヽ. : :/ ヽ\、 
  :f: r: : : : : : : : !丶  r-、=一=''チ^  ,/   !:: : :`丶、_
  : /: : : : : : : : :! ヽ、  ゙ ''' ''¨´  /   ,i: : : l!: : : : :`ヽ、
 〃: :j: : : : : : : ゙i   `ヽ、..,,__,, :ィ"::   ,ノ:: : : : : : : : : : : :\
 ノ: : : : : : : : : : :丶   : : ::::::::: : : :   /: : : : : : : : : : : : : : : :\
 日本では、「パンが持ってる楽器だから、パンフルートでいんじゃね?」という若干投げやり気味につけられたようですが、この『パンフルート』のパンは、もちろん"ブレッド"のパンでも、"ベーグル"のパンでもありません。いわずもがな、仏蘭西パンのパンでも、ちくわでもありませんが。
これ実は、ギリシャ神話にでてくる、『牧神 パン』(もしくは『山羊のパン』)のことなのです。

 このパンという神様、その姿はいささか変わったものでした。山羊の足と角、そしてあごひげを持つ、半獣半神だったのです。もっと簡単に言えば、「ヤギ人間」! ていうか「ヤギ神」か??
左がパン。右のダフニスが手にしているのが、パンフルートなのだ。

 で、『牧神』というだけあって、彼の仕事は家畜の世話であります。自慢の笛を吹きつつ、ヤギや羊、牛などの家畜の世話をしているパン。同時に、狩人に獲物を与える神でもあり、豊穣の神としての性質も兼ね備えていたのです。ところが、彼にも欠点があります。
それは、移り気だということ。とりわけ、女性に対してなw
まぁ、ぶっちゃけた話、「好色」なんですよ。

 たとえば、パンが手にしている「パンの笛(パンフルート)」は、シュリンクという名のニンフ(妖精)が、彼に無理やり手篭めにされそうになって、葦(あし)に姿を変えたものを、パンが加工して笛にしたものです。他にも、春の女神に手を出してみたり、ニンフたちにも手当たりしだい手を出したりともう散々。なにしろ、ヤギ(ヤギは多産の象徴)ですから。

 同時に彼は、力も強い乱暴ものでもありました。英語で「恐怖」を意味する"panic"という語は、このパンの何をするかわからない性格からきたものといわれています。
 ちょっと蛇足ですが。
 歴史家ヘロドトスは、「ギリシャのパン信仰は、エジプトで行われていたヤギ崇拝が元である」と述べています。面白いことに、インド神話にもパンに似た神様がいたりします。さらに、ギリシャ神話では、パンはオリンポスの神々に物を与えたりする存在として、彼らよりも先に存在していたとして描かれていることも興味深い点でしょう。

 ここからは、仮説なのですがw
一般に古代伝承において「異形の存在」というのは、他の民族をあらわします。それらの「異民族」が、土着の人々に技術や新たな考えを伝える。また、現地で結婚(ある場合は略奪婚)し、それら混血の血筋を残す。これら、パンにまつわる伝説は、ロマや海の民と同じような、放浪民族の存在をあらわしているのかもしれませんね。

 閑話休題。
 さて、ローマ人はギリシャを心のふるさと、と考えていました。ゆえに、ギリシャ神話の神様を、自分たちの神話に"輸入"したのです。もちろん、今回の主役パンもその一人。

 ローマ建国神話によると、ローマを建国した王様はロムルスとレムスという双子の兄弟でした。しかし、生まれたばかりの兄弟は、悪い叔父さんに森に捨てられてしまいます。ここで登場するのが、ルペルカという名のメスの狼でした。不憫に思った彼女は、自分の乳で二人の兄弟を育てたのです。
実は、このルペルカというのは、女神の化身だった。そして、彼女の旦那こそが、パン改めルペルクス(別名 ファオヌス)だったのであります。いつの間にか、えらい出世だw
(このロムルスが王様になったときに、自国内に女性の数が足りないってんで、となりのサビーニ族の娘を掻っ攫ってきたという有名な故事【サビーニの略奪】も、ちょっとパンの伝説の影響が入っていると思いませんか?)

 いつの間にか、ローマの中枢に入り込んでいたパン信仰。そして、そのクライマックスは、2月15日に行われる『ルペルカリア祭』だったのです。
・・・ってことは、バレンタインデーは、ルペルカリア・イヴ???

 ルペルカリア祭の詳細は、次回を待て!
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