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吟遊詩人とロマンと男と女 (5)

 偉大なる商会長様のやっていた「あなたの噂」なるものをやってみました。(詳細はこちら

 ということで、結果はこちらだ。
診断結果
バカっぽいって・・・

友人Iって誰だよwww
 明日から、中国に出張の予定です。
チケットの手配も終了していますので、あとは現地に行くばかり。今回はお呼ばれですので、楽しんできます♪
招待状

いってきますー
【現地法人からの招待状】

 実は女性を敬うためのものではなかった、レディー・ファーストの習慣。
しかし、トルヴァドール達に感化された人々は、次第に変化するのだった・・・

 今宵も語りましょう、かつて在りし男と女のお話を。

『バレアモール(至高の愛)』
『フィナモール(至純の愛)』


 トルヴァドールたちの考える愛の形は、粗野で喧嘩っ早い騎士達の価値観とはがらり180度違うものでした。彼らは女性達を、高潔で高尚な人々として描いたのです。彼女達は、気品があり、気高く、誉れあるべき存在である。これこそがトルヴァドールたちのメッセージでした。

 貴婦人達は、貞潔で高潔なもの。
若き騎士達は、彼女達に恋をし、立派な名ある騎士となれるように、日々 鍛錬を行う。かつては、粗野で、戦うことしか能がなかった戦士も、愛の力で高潔な騎士になっていく。
 友を救うために、自分の命を捨てる者。王への忠誠心から、自分の身を省みず敵陣に飛び込んでいき、華々しく散る者。愛する女性のために、いや自分の誇りのために決闘を行う騎士。 
 もちろん、卑怯な手を使うなんてもってのほか。フラレてもいいんです、愛が実らなくてもいいんです。憧れの人に近づけるよう、自分の精神を向上させることこそが目的なのですから。

 そう、彼らの根底にあるのは、名誉・誇り(Honour)であり、なのです。
『騎士道精神』の実践こそが、高貴な振る舞いや理想の人間になるための最良の道なのです。
 こうした考えは、当時の人々にとってコペルニクス的発想の転換ともいえるものでした。
先にも述べたように、女性が軽視されていた時代、「悪魔の手先」だの「必要悪」だのといわれていたことを考えれば、これがすごいことだということはわかるでしょ?

 それに、社交界の主役ともいえる騎士達の生活をみてもそのことがわかります。
なにしろ、今でこそ騎士階級といえば「優雅」とか「礼儀正しい」というイメージが強いですが、もともとは実戦部隊。食っていけなくなったヤツ (山賊もどき)とか、勘当されて、追い出された道楽息子とかがいたりするわけです。当然、マナーなんてあったもんじゃなかったり。
 たとえば、ある王様が出したおふれには、「自分の食べた肉の骨を、塩壺に入れるんじゃネェええ」「テーブルクロスで、汚れた指を拭うなよ!」とか、「隣のヤツのスープが、ちょっとかかったくらいで、決闘するのは禁止だ」なんてのもあったとか。

 当然そんな人の『騎士物語』というのも、荒々しい冒険が主体でした。
「がはははは! おら、敵をいっぱい殺しただぁ」
「なんの! わしは、敵の大将の首を獲っただよ!!」
「おお、スゲエナァ」
「おらも、いつか英雄になりてぇなぁ」みたいな。
 粗野な戦士たちの冒険・戦記や伝説と、トルヴァドールたちの宮廷恋愛劇がマリアージュ(結婚)したとき、ここに新たな芸術が生まれました。それこそが、『騎士物語』だったのです。

 騎士物語の中でも、とりわけ有名なのは「アーサー王と円卓の騎士の物語」でしょう。(間男ランスロットのお話、ともいうw)
元来は、ケルト民話(最近は、黒海地方の伝承ではないかとも言われているが)や、いろいろな伝説が集まってできたものが、語り継がれていたようです。この伝承を、『騎士物語』に作り変えたのが、12世紀のトルベール(*) クレティアン・ド・トロアでした。

 トロアは、この大叙事詩を通して、「理想的な騎士としての生き方」を示しただけではなく、「支配者(王)たる者の生き方」も指し示したのです。曰く、支配者は『寛大』であること、また弱き者を保護する『徳』を兼ね備えていなければならない。このトロアの示した規範は、その後の多くの王達の生き方に大きな影響を与えることになりました。
 トルヴァドールたちの考え方が、次第にヨーロッパに広まるにつれて、各地でも吟遊詩人たちが生まれていきます。それらの人々は、北フランスではトルバール、イタリアではトロバトーレ、ドイツではミンネゼンガーと呼ばれるようになりました。

 しかし、歴史においてトルヴァトールたちが果たした役割は、単に「愛(もしくは、騎士道)の伝道師」で終わりませんでした。同時にそれこそが、彼らを破滅に導くものとなったのです。

(続く)

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