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砂糖帝国へようこそ (6)

ふと見上げると…



(前回のお話しは、こちらより


 だいたい古代文明の話というと出てくるのが、東の横綱がシュメール、西の横綱がエジプト、大関クラスはカルデアにヒッタイト、アッシリアといったところでしょうかねぇ。

 さてさてお菓子の話ですが、シュメールやカルデアといった国々があったメソポタミアの地では、ナツメヤシやイチジク、干しぶどうなどが好んで食されていたようです。また小麦や大麦の収穫により、それらの麦粉に果実を練り込んで焼いた『メルサ(もしくはメルス)』と呼ばれる菓子も生まれます。
アッシリアでは『バクラヴァ』と呼ばれる、バターに砂糖・蜂蜜や木の実を練り合わせたお菓子も作られ、これは今でもトルコやギリシャに伝わっているとか。

 エジプトに舞台を移すことにしましょう。
ナイル川という天然の給水設備があり、土地も肥沃だったためエジプトの食文化は多彩なものでした。エジプト人は死後も現在の暮らしを維持するために自分の墓に壁画を残していますから、その壁画を見れば当時の生活について多くのことを知ることが出来ます。
たとえばその中の一つ、テーベ・王家の谷にあるラムセス3世の墓所を見てみることにしましょう。この墓所のなかで注目に値するのは、国営の製パン所の様子です。この製パン所では粉を挽き、練り粉を足でこねてかまどでパン菓子を焼き上げる様子や揚げパンの製造過程が克明に記されていました。ある研究によれば、菓子の種類は30、パンだけでも15種類ほど名前の異なるものもあったそうな。そうしたこともあって、製パン所の職人長はかなり高い地位にいたことも分かっています。

 原材料だの製法だのが複雑になってくると、それを専門の仕事にする人々が出てきます。家庭用のかまどから業務用のオーブンへ、というか都市の中だと大きなオーブンを自宅に作るのは無理ですよね。こうして、菓子職人の分業化が進んでいくことになります。
 そうそう、前に見たTVで出てきた(たぶん)ドイツの村では、個人の家にオーブンがなくて村に一つの“公共オーブン”を使って料理をするそうな。まぁ使い勝手は悪くても、業務用オーブンの方が火力等はかなり上ですからね、なかなか重宝してるそうですよ。
前にいた街の話なんですが、田舎の方に行くと街のパン屋さんがオーブンを使わせてくれるようですよ。これもその当時の名残なんでしょうかね。
(続く)
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Comment

2006.10.18 Wed 14:27  |  

いまじゃコンビニに並ぶ品も大半に甘みが入ってるわけだけど、甘いという味覚がずっとレアなものだったというのは、いろいろ想像が膨らむねぇ。 途上国が発展すると子供に虫歯が増えるし糖尿病も増えるしだし、ある種麻薬的な魅力があるのかも?

2006.11.03 Fri 09:27  |  教授>

砂糖は使い方さえ間違わなければ、凄く効果的な食品だよね。もし、塩と砂糖がなかったら人生なんてホントつまらないものになってしまうと思う。
何にせよ、砂糖の魅力に抗するのは至難の業だw

(お返事遅れてゴメンナサイ)

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