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【騎士物語】巡礼旅行と騎士たち(6)

 裏切りと、そして隠された真実が…

 ヴェネツィアイベントも佳境に入ってきました。
 …残りをしっかりと堪能します。。。

 数々の『アトラクション』を用意して人々の耳目を集め、きめ細やかな『サービス』で心証を良くする。

 高級ホテルや豪華客船のクルースタッフへの最初の教育は、「自分たちには、最高のサービスを提供する責務があること」をたたき込むことだそうです。そして、その自信を持たせること。

 では、ヴェネツィア政府が考えたサービスとはどのようなものだったのでしょうか。
今日はそんなお話。
~第5章 ヴェネツィアの成功の秘訣(3)~

 その『サービス』の第1段階は、お客がヴェネチアに到着したときから始まっていました。

 聖マルコ広場、リヒャルト橋、スキアヴォーニの船着き場…人々が到着するヴェネツィアの玄関には、『トロマーリオ』と呼ばれる人たちが2人組で巡回していました。そう、彼らこそが巡礼者専用のガイド、それもれっきとした国家公務員なのです。

2人組なのは、ドイツ語・フランス語・英語という3カ国語を話せるようにチームが組まれているから。もちろん、これは訪れる巡礼者が話せる言語です。
巡礼者を発見すると、彼らは近づいていってこう尋ねます。
「ヴェネツィアにようこそ。今日の宿はお決まりですか?」 
「なにか、我々がお役に立てることはありませんか?」

 なにしろ、旅慣れているなんて人は、交易商でもない限りいない時代です。
たいていの人にとって、この聖地巡礼が人生で初の、いいえ、もしかすると唯一の大旅行だったわけです。そうやって考えると、これがどれだけ大きなサービースだったのか、お分かりになられるのではないでしょうか。
 次の日もトロマーリオの仕事は続きます。今度は、お客さんの買い物につきあうわけです。なにしろ、6ヶ月にも及ぶ長旅、なにを持って行くべきなのかすら思いつきません。そんな人たちの相談に乗りつつ、お店へと案内し交渉するのも彼らの仕事の一つでした。

え?
チップを要求したり、お店からキックバックを受けたりしてるんじゃないかって?

言い忘れていましたが、ヴェネツィアでは国家公務員の収賄は『死刑』と相場が決まっていますのであしからず。
もちろん、粗悪品をつかませたりぼったくろうとする店があれば、これも当局から厳しい処罰を受けることになっていました。商人にとって重要なのが『信用』、というのはいつの時代も同じですから。
 ここで、巡礼者達の買い物の中身を見てみることにしましょう。
 人気だった商品の一つは、小さなタンスでした。引き出しに鍵のついたこのタンスは、貴重品をしまったり、おみやげになるということもあって大ヒット商品だったのです。

 そして、もう一つは小さなタライ。まぁ、たいていの人は船に乗ってから、その使い方に気づくのでしたがw(ヒント:エチケット袋)

 他にも、毛織りの外套や衣料品、自分の好みの(大抵は出身地の食べ慣れたもの)食料品、はては「旅の間に、卵を食べたいわぁ」という人のためには、生きたニワトリまで売っていたそうですから驚くばかりです。
 まぁ、裏話ですが、ヴェネツィア政府がなぜ、国家公務員のガイドまで雇って、巡礼者対策に力を入れていたかというと、それは親切だけでなく『商売』だから(きっぱり

 かれら、巡礼が観光や商品の購入で落とすお金は、馬鹿にならないほどヴェネツィアの経済を潤していたのです。それに、旅慣れていない人をそのままにしておいたら、長い船旅の間にトラブルの原因になるのは必然ですよね。

ある交易商曰く、「商売の基本は、自分だけでなく相手も儲けさせること」だそうです。相手の得になる『サービス』『先行投資』と考えると、ヴェネツィアが『巡礼旅行最大手』となったのは当然の『配当』だったのかもしれませんね。
夕焼けがきれいだねぇ
【上陸した途端、ヴェネツィア商法の牙に…】

(続く)

Scrivano;
Lucrezia Rosso
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Comment

2006.05.16 Tue 05:26  |  

はじめまして。
この頃にはサービス業の原点?が出来上がっていたんですね^^;

  • #3un.pJ2M
  • nano
  • URL
  • Edit

2006.05.16 Tue 19:04  |  nanoさん>

こちらこそ、はじめまして。
ご訪問を心より歓迎いたします。

英語サービス(service)の定義は本来、『相手方の時間および手間を肩代わりする取引』とされています。つまり、代価を払っての『等価交換』なわけですな。
しかし、日本では『ただで貰えるもの』というイメージが強く、またサービスを提供する側の自戒の言葉である「お客様は神様です」という言葉を、客の側が言って正当なモノ以上のサービスを強要することも見受けられます。

ま、何が言いたいかというと。
「客でも、サービスを受けたら感謝しましょう、あまり偉そうにしないように。それは人としてのマナーですよ」ということでw

こんなブログですが、また来ていただければ嬉しく思います、では~♪

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