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~Knight of the night(闇夜の騎士)~ 第3章

 朝起きると、また雪ですか!?
 少し前に春物コートを新調したのですが、まだ10回も着ていませんw
勘弁してくれーーーーーー

 宗教的熱狂に冒された一般民衆が向かうは、古都コンスタンティノープル(イスタンブール)。
では、本編をご覧ください。
~第3章 民衆十字軍(後編)~


 ドナウ川沿いにイスタンブールへ向かう民衆十字軍を襲ったのは、その地を支配していたハンガリア兵でした。多大の犠牲をだしながらも、イスタンブールに到着した彼らを待っていたのは歓迎の祝典でも感謝の言葉でもなく、「さっさと、小アジア地区へ通過するように」というビザンティン帝国からの命令だったのでした。結局彼らは、招かれざる客にすぎなかったのです。
 小アジアに入ったところで、仲間割れを起こした彼らはいくつもの小グループに分かれてトルコ=ルーム・セルジューク朝の首都ニカイア(現イズニク)を目指します。
赤丸の地点が、首都ニケイア(現在のイズニク市)

 なにしろ、この連中ときたら、来る途中のギリシャ系の村を襲っては略奪を働く、という山賊と変わらない始末。首都を目指してやってくる連中を、さすがに放置しておく訳にもいきません。
ルーム・セルジューク朝の国王 クルチ・アルスラーン1世は、旗下の精鋭騎兵隊に包囲・殲滅を命じます。

 いくら大集団とはいえ、本職の軍隊が出てきては勝負になりません。民衆十字軍の参加者のほとんどは、殺されるか奴隷として売り払われることになったのでした。

 ちなみに、このグループのリーダーをやっていた隠者ピエールはどうしたのかというと、実はなにげに生き残って十字軍本隊に参加していたりします。本当にしぶとい坊さんだ…。

 こうして、歴史上でも有数の暴挙『民衆十字軍』は、そのルートに住んでいる人たちに多大の迷惑をかけつつ自滅したのです。
 もう一つのグループについてもお話ししましょう。
それは、ゴットシャルクとフォルクマーという説教師に率いられた、約1万人のドイツ人集団の事です。

 ローマ教皇が呼びかけたのは、
「聖地エルサレムを、キリスト教徒の手に奪還しよう!」
というものでした。ところが、熱狂に冒された彼らは次のように主張し始めます。

「教皇様は聖地奪還を呼びかけなされた。
聖地を奪還するためには、異教徒を殺さなければならない。異教徒を殺せば、天国に行ける!
そういえば、キリストを殺したユダヤ人は、許されない罪人たちだ。
さぁ、今こそ奴らに思い知らせてやろう!
キリスト教に改宗するならそれでよし。さもなくば、皆殺しにしてやろうじゃないか!!」


 そう考えた彼らが目を向けたのは、遠いキリストの故郷にいる異教徒たちではなく、自分たちの周囲に住んでいるユダヤ人たちでした。ユダヤ人という民族は商売に長けていたので、あちこちの街にユダヤ人社会を形成していたのです。
こうして、悲劇が始まりました。

 教皇庁や諸侯からの、再三のユダヤ人迫害禁止命令も無視しつつ、彼らはヴォルムス、マインツといったドナウ川周辺の街で、ユダヤ人狩りを行います。その後も彼らは、虐殺を続けながらケルンに向かいます。
この後も、ユダヤ人排斥の波は、十字軍運動と呼応して、何度も起こるのでした。
 1096年8月、かねての計画通り、いよいよ十字軍本隊がヨーロッパを出発します。
イスタンブールに集結した、ヨーロッパ諸侯連合は、聖地奪還に向けて本格的に動き出すことになるのでした。

(続く)
Scrivano;
Lucrezia Rosso
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