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オペラ先生の服飾講座(2)

 ハイ、皆さん こんにちは~
 前回の講義の復習は、各自でやっておくこと。いいわね?
【新婚旅行にて、ダーリンと】


 では、今日の講義スタートよ♪

(一部加筆修正の上での、再アップとなっております)
 まぁ、「麻」といっても色々な種類があるわけ。

 例えば、日本ではイラクサ科のカラムシの茎が、麻(苧麻:ちょま)として用いられていたのよ。有名なところでは、越後縮ね。
 サイザル麻やニラ麻は、ロープの原料として使われました。
 
 また、最近では、アフリカ原産のアオイ科のケナフ(洋麻)として使われ始めているわね。このケナフは、二酸化炭素やダイオキシンを吸収するし、成長も早いから、木パルプの代わりに紙の原料に最適、魔法の植物なんてふれこみで日本にもやってきたのよ。で、小学校なんかでも教材として用いられていました。先生の子供も、学校で育てていたわ。ほら、お母さんたちって「環境にいい」とか好きでしょ? え?私はもちろん嫌いよ

ところがね、成長が速いだけあって、思わぬ盲点があったの。
土中の養分を凄い勢いで吸い上げちゃうもんで、周りの植物が枯れちゃったり、繁殖力が強いものだから、野生化しちゃったら駆除が困難だったり。なんか、ブラックバス(*1)マングース(*2)を思い出させるわね。
 あとはそうね、「亜麻」があるわ。亜麻布は特に「リンネル(liniere【仏】/linen【英】)」と呼ばれています。シーツとかを「リネン」と呼ぶのは、ここから来てるのよ。詳しいことは、また後でね♪

 そして、「大麻(ヘンプ)」
まぁ、麻薬成分を含んでるので、今じゃほとんど見かけ無くなりましたが、これも良質の繊維がとれます。
ちょっと前に、「空を飛びたい」ってベランダから飛び降りちゃた人が、「これからは(おおあさ)と呼ぼう」って言ってたわね…。そうそう、北海道には「大麻」っていう地名があるけど、「たいま」って読んじゃダメよ。あれは「おおあさ」って読むんだから。

 麻織りの布の代表格は、「亜麻布」です。
 なんと言っても、白か淡い黄色の光沢がきれいな織物よね。
 それに亜麻布は、薄地でさらりとしています。丈夫で吸湿性があるので暑いところでも、衣服として重宝されていました。

 面白いのは、その特性。
麻って、水洗いをすると、表面の薄い層が汚れと一緒に剥がれて、つるつるできれいになるのよ。だから、洗濯をしても大丈夫だったのね。
 
 亜麻布は世界のあちこちで使われていましたが、特に有名なのはエジプトね。
エジプトで亜麻の服を着ていたのは、生きている人だけではありません。
例えば、亜麻がナイル川の岸辺に生えていたから、「神様たちは、きっと亜麻の服を着ているに違いない」と、エジプト人は考えていました。

死んだ人を埋葬するときにも、亜麻布が使われたわ。
例えば、ファラオが埋葬されるとき、ミイラを包むのに使われた亜麻布の長さは、なんと900㍍! 約1㌔㍍ね。だいたい、一人の職人が1週間で織れる長さは3㍍くらいだから。4人がかりで織っても、1年はかかるほどでした。

 エジプト産の亜麻布は、国内だけで消費されていたわけではありません。遠く、ローマやギリシャにも輸出されていたのよ。
 例えば、B.C.E.3500年頃の古代エジプトの交易品のなかには、金・銀、殻物、陶器、パピルス、牛皮のほかに「リンネル」の名前が出ています。

 じゃ、ちょっと博物学者のプリニウスの本を読んでもらおうかな。

エジプトのアマは少しも丈夫ではないが高値で売れる。
この国には4類ある。タニティクム、ペルシアクム、ブディクム、そしてテンチュリティクムで、それができる地区によって名づけられている。
エジプトのアラビア方角にある上部では、人々が綿と呼んでいるが、もっとしばしば"羊毛"を意味するギリシア語で呼ばれている一種の灌木がつくられている。そのことからそれでつくったリンネルにクシュリナという名が与えられる。これは小さな灌木で、それに芒(のぎ)のある堅果のような実が垂れ下がる。その実の内部は絹状の繊維で、その綿毛を糸に紡ぐ。この糸くらい滑らかな織物ができるものはない。それで作られた衣服はエジプトの僧侶の間にすこぶる人気がある。

 ギリシャやローマで人気があったのは、純白の亜麻布でした。

 じゃ、次回はね…どうやって亜麻布が造られるのか、一緒に勉強しましょうね。そうそう、おうちの人に言って「ダマスク織」を持ってくるのをわすれないでね♪

では、 起立、礼!(←ランキング投票)

***脚注***

*1:ブラックバス
 スズキ目 スズキ亜目 サンフィッシュ科の淡水魚のうちバス科の魚の総称。ゲームフィッシング用の魚として、輸入・放流された。
 ところが、その繁殖力と食べるエサの量の多さから、在来種(もとから日本にいる魚)を駆逐、生態系のアンバランスを発生させる。
 それに輪をかけたのが、釣り場を造ろうとして無許可で放流したアフォども。これで管理体制はおじゃん。周囲に周りをかけた時点で、もう楽しむ資格なし、と言うお話。

*2:マングース
 ネコ科マングース目。
 沖縄で毒蛇のハブの被害を減らすために、駆除用として放された。なにしろ、毒蛇も恐れずに襲って食べちゃってたから、こりゃ期待できるかなと。
 ところが、しばらくたってどうもおかしいなとw
ハブは減らないのに、他の小動物を見かけなくなってしまった。調べてみたら、アマミノクロウサギとかの絶滅危惧種を食べちゃっていたから。
 そりゃ、そうだ。別にマングースはヘビが好きだから食べてたんじゃなくて、食べるものないから食べていたと。他に楽にとれる獲物がいりゃ、ソッチ襲うよね、普通。
 それに、ハブは夜行性。マングース君は、夜は寝ちゃうんで住み分け出来ちゃったと言う話も。
ようは、やっぱ人間の思うようにイカンですわ、と言うお話。
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